コートのボタンを付け替えてオシャレにしよう。ボタンの種類と選びかたを解説

チェスターコートのボタンを変えてみよう!

前回レビューしたニットチェスターコートのボタンを実際に変えてみます。

 

ボタンを変えると洋服は生まれ変わります。

ボタンやジップなどのパーツは思っているよりも全体の印象を左右するものです。

 

今まさにボタンを変えようと思っている方は是非読んでみて下さい!

これから先お直しを活用したいと考えている人も必見です。

ボタンについて

パーカーにもシャツにもジャケットにも付いている必須パーツ「ボタン」

普段はあまり意識しないと思いますが、ボタンは印象を左右するパーツです。

 

色、大きさ、種類等によってその洋服の見た目を激変させます。

なのでまずはそんなボタンの「見え方」について紹介します。

 

ボタン1つで実際どれほど印象が変わるのか写真を交えて紹介していきます。

 

ボタンの色について

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上が白シャツに黒ボタン。

下が白シャツに白ボタンです。

 

もう全く別物ですよね?

 

色数が少なければ少ないほどシンプルで大人っぽくなります。

ボタンの色はとても重要です。

 

ボタンの大きさについて

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次はボタンの大きさに注目してみましょう。当たり前ですが、ボタンが大きければ大きいほど存在感が増します。

つまりその洋服においてのボタンの影響度が増すという事です。

色が生地と違えばより目立ちますし、ボタンが大きければより目立ちます。

 

当たり前のことなので何言ってるんだ?と思われるかもしれませんが、ここを意識して洋服を選んでいる人は意外と少ないものです。

 

洋服が好きな人にとっては当たり前のことですが、当ブログを読んでいただいている方は昔から洋服が大好き!と言う方は少ないはずなので、言われてみればと思うでしょう。

 

ボタンの種類について

色や大きさはとても簡単な話で覚えることもないですし意識さえすれば分かりやすいです。

 

ただし種類に関してはどんなものがあるか知らないでしょう。

 

そもそもボタンに種類があるなんて考えていない人も多いかもしれません。

でもいくつも種類があって、それぞれ見え方も違います。

 

珍しいものを覚えても見る機会がないと思うので、それなりに見かけるものだけ紹介します。

 

ポリエステルボタン

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素材的に加工しやすく、日本のみならず世界でも大きな割合をしめているのがポリエステルのボタンです。

後述する高級ボタンの「貝ボタン」の代用品としても使われています。

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↑貝ボタン風のポリエステルボタン

 

貝ボタン

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見ての通り高級感のあるボタン。

見た目だけでなく実際に高級な洋服に使用されています。

 

ナイロンボタン

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写真のように発色性に優れているのがナイロンボタン。

カジュアルライクなボタンです。

 

ボタンについてまとめ

例えば「白シャツが欲しい」と思っても、最初はボタンの色まで考えられません。

 

しかし、黒のボタンの白シャツと白のボタンの白シャツを同時に見れば「ボタンの色が違うからこっちの方が良い」と誰でも理由が明確になります。

 

でも別のお店で別々に見たとしたら「なんとなくだけどこっちの方が良い」のように理由が曖昧になってしまいます。

意識して見ていないと分からないものなんです。

 

そして曖昧になればなるほど買い物で失敗します。

「あれ・・・?前の店のシャツはどんなのだっけ?」となり、ベストな選択が出来なくなりがち。

 

しっかりと理解していればそのようなミスは起こりません。

ボタンに限ったことではなく「○○だからこっちの洋服のが好み」と考えることが出来ると買い物で失敗もなくなりますし、より楽しくなります。

 

ただし、パーツや素材にこだわりだすと素材が良い物がオシャレだと考えがちになります。

オシャレとはコーディネート全体で決まるものです。

パーツを意識してみることは大切ですが、それだけにとらわれてはいけません。

 

コートのボタンを変えてみよう!

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今ついているボタンがこちらです。

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ちょっとチープですよね?

GUやユニクロはボタンをケチるので全体的に安っぽく見えることが多いです。

 

ボタンの選び方

まずはボタンを選ぶ要素をピックアップします。

 

・素材

・形

・大きさ

・色

・後ろの形状

・穴の数

・厚さ

・値段

 

大きく分けてこんなところでしょう。

 

まず絶対間違えていけないのは「大きさ」です。

サイズが違うと最悪ボタンが閉まらなくなります。

 

現在付いているボタンは20ミリでしたので、今回は同じ大きさで探すことにしました。

 

それと「後ろの形状」も重要。

これも現在付いているボタンと同じものを選びました。

 

こうではなく・・・

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このような形状にしました。

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そしてあまり気にしなかったのは「厚さ」と「穴の数」です。

そこまで見た目に影響しません。

 

値段も重要視していません。

そもそもボタンは高級な物を選んでも数百円で収まるので、わざわざ直そうとしているぐらいの人なら気にならないかと思います。

 

今回買うボタンは3個なので高いのを選んだとしても精々合計1000円程度でした。

 

そして次に「形」。

ただの丸ではなく凝ってる物もあり目移りしてしまいがち。

でもシンプルなタイプにしておいたほうが良いです。

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↑これもボタンです。

 

木の素材のボタンで葉っぱをイメージしてあり面白い。

ただし洋服に合うかというと難しいです。

 

「色」は基本はブラック。

というのも服の色数を増やしたくないからですね。

基本的に服と同色にするのが賢明です。

色数を増やすと印象を左右しすぎます。

 

最後に「素材」ですね。

 

今回は「ニットコート」のボタンのお直しですが、、、

「ニット」には木、革、貝

「コート」には水牛、革、メタル、ポリエステル、貝

等が相性が良いです。

 

と素材を書いても想像しにくいと思うので一つずつ写真を載せますね。

 

水牛

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ポリエステル

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このような感じです。

 

今回ボタンを変えるのはニットコートですのでニットでありコートでもありますが、優先すべきはコート。

 

まず、せっかくボタンを変えるのでチープに見えやすい「ポリエステル」はやめました。

ポリエステルなら変える必要もありませんしね。

 

そしてコート自体がポリエステルとレーヨン素材で僅かに光っているので、ボタンもやや光っているほうが馴染みが良いです。

なので「木」も除外。

 

「革」ボタンは気に入った物がボタンの形状によりつけられなさそうでしたので除外。

 

なので「水牛ボタン」に決めました。

 

と、今回は詳しく書きましたが、コートのボタンは水牛を選んでおけば間違いありません。

 

水牛ボタンにも色々ありますが、「適度に艶があるけどフチは丸っこい」物が良かったので以下をチョイス。

 

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似ていますが↓これも良いかなと思いました。

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両者とも20ミリサイズで約130円ほど。

3つ欲しいので約500円です。 

 

ボタンのお直しは1つにつき200~300円なので全ての合計が1000円ちょっとといったところ。

これでお直しやさんに持っていけば完成です。

 

勿論自分で付け替えるのもあり。

さほど難しくありませんしね。

 

 

実際に届いたボタンはコチラ

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ティッシュの上からの撮影ですみません。

 

写真で伝わるか分かりませんが、水牛ボタンのブラック艶有りタイプ。

形は丸っこいです。

 

お値段は1個約200円で合計500円程度。

 

そしてお直しの所要期間は2日。

ボタン3個交換で700円でした。

ボタン代と合わせて合計1300円程度。

 

ちなみに元のボタンはこれです。↓

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それがこれに↓

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写真でも分かると思いますが、肉眼ではかなり違いを感じます。

ボタンは重要なパーツだと言うことが分かったのではないでしょうか?

 

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