高級素材をリーズナブルな価格で販売することに定評のあるユニクロがまたもややってくれました。得意のウールカシミヤ素材を使ってキャップを量産したようです。お値段は1990円。毎度お馴染みの価格破壊ですね。
ウールカシミヤシリーズはすごい!
毎年発売され信じられない素材クオリティで世間を賑わせてきたウールカシミヤチェスターコート。2015年シリーズは素材だけバツグンなもののシルエットに少し難アリでおすすめしにくかった商品ですが、2016年にはシルエットに大幅な改善があり名作へとなりました。
今年も発売されたようですので今度じっくりと見に行こうと思います。ですが、本日紹介したいのは同じウールカシミヤ素材でもコートではなくキャップです。
ユニクロ/ウールキャップ
ウール90%カシミヤ10%のキャップがユニクロで発売されました。ウールやカシミヤと聞くと高級素材だということは誰でも認識出来るものですが、実際のところそれが何なの?と思う人も多いでしょう。
ウールカシミヤの特徴は鈍く深い艶感と優しい風合いです。安いポリエステルのようなテカテカした光り方ではなく鈍く深い艶感が高級な印象を与えてくれます。
艶感は陰影が出来た時にはっきりと分かるものです。ですからコートなどの衣類だと動きがあるので艶感が伝わりやすいですよね。対してキャップは固く動きのないものです。風でなびいたりしないですしね。
そんなキャップでも深い艶感が分かるのがこのウールカシミヤキャップの凄いところ。勿論コートなどの衣類と比較すると艶感は分かりにくいものですが、手に取ってみればはっきりと分かります。
艶感だけでなくカシミヤ特有の優しい風合いもあるので上品な高級感があるのがいいですよね。
素材だけでなくパーツにも拘っている
素材が素晴らしいことは分かっていただけたかと思いますが、このキャップは素材だけでなくパーツにも拘っています。というのも後ろのストラップ部分がレザーで作られています。
些細な部分かもしれませんが重要なポイントです。特に後ろ向きで被る人にとっては死活問題。ストラップ部分がとても目立つのでチープなものを使っていると、いくら素材が良くても全体の印象が損なわれます。
その点ユニクロのウールカシミアキャップは抜かりなし。本革を使って高級感があります。後ろ向きで被っても問題ありません。
浅くツバの長い使いやすいシルエット
「被りの深さやツバの長さなど計算されたシルエット」と商品説明にありますが、まさにその通り。浅めに作られているので頭の大きさを選びませんし、程よくツバが長いので小顔効果も抜群です。
真正面でも、後ろ向きでも、斜めでも被ることの出来るキャップです。ぜひ鏡の前で試行錯誤してみてお気に入りの被り方を探してみてください。
とても綺麗なシルエットのキャップですね。おまけに素材感も良いので大人でも被れる仕様のキャップになります。キャップと聞くと大人の男性は敬遠しがちですが、上品に着こなせるので一見の価値ありです。
裏地が猛烈にダサい
何故裏地をチェックにしてしまうのか?
ここまで大人向けに高級な作りであるのに裏地はチェック。チェックがダメというわけではありませんが、ひっくり返したときにテンションが下がるのは避けられません。
被っている時には見えない部分なのでコーディネートには影響しませんが、自身の気分を高めるには向いていません。お気に入りのコーディネートで出かける時にはテンションが上がるものですが、気に入らない部分があるとその逆で下がります。
ちょっと残念なポイントですね。
ただし、そこを差し引いても余りある良さがあるのがこのウールカシミヤキャップです。素材もシルエットも文句なし。これが1990円で買えるのはおかしいでしょう。
嘘だと思う人はゾゾタウンなどでキャップを一覧表示にして素材と価格のバランスを確認してみてください。いかにユニクロが凄いことをしているのかが、実物を見ずとも理解出来るはず。
気になったら実店舗で手に取ってみてください。これからの秋冬シーズンではジャケットやコートがメインになる人が多いのでバランスを取るためにもキャップは役立ちます。
キメキメのコーディネートをちょっとだけ崩したいときに重宝するはずです。