【オススメ】25万円使って名刺入れ14個買ったので比較してみた【人気革ブランド厳選】

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どの名刺入れを買うべきか悩んだことはありませんか?名刺入れは長期間かつほぼ毎日使うだけに良いものを購入したいところですが、選ぶのが難しいですよね。この記事ではそんな人のために12ブランド、合計14個の名刺入れを比較しています。かかった費用は総額25万円。

 

実際にショップに行き、置いてある名刺入れの中で一番オススメ出来るものを各ブランドで購入しました。なので購入したのは14個ですが、実際に比較したのはおよそ50種類ほど。

 

年齢や好み、職種に応じて適切な名刺入れを選べるようになっているので、この記事を読めば「どのブランド」で「どの名刺入れ」を買えば良いのかが簡単に分かります。

※記事では名刺入れと表現していますがカードケースと同意です。

名刺入れの選び方

まずは名刺入れを選ぶ際に抑えるべきポイントを解説します。

1.デザインはどこまで攻められる?

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名刺入れは主にビジネスで使う革小物です。どこまでデザインや色が許されるのかは職種次第。お堅い職業なら色は黒でシンプルなものが良いですし、アパレルなら何でもありです。

 

2.サイズは?

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薄いとスマートで格好良く見えますが名刺が入る枚数は減ります。逆に分厚いと野暮ったく見えますが名刺の入る枚数は増えます。どちらを優先するかは人それぞれなので、ご自身のスタイルに合ったものを選びましょう。

 

3.革はブライドル、コードバン、シボ、型押し(エンボス)のどれなのか?

レザーには様々な種類がありますが、高級レザーの代表格はブライドルレザー、コードバンの2種類です。ただし高級だから万人にとって良いわけではなく、凸凹したシボ感のある革が好きな人もいますし、型押し(エンボス)が好きな人もいます。

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(ブライドルレザー。艶感が強く、キズが目立ちやすい)

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(コードヴァン。艶感が強く、キズも目立ちにくいが水に弱い)

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(シボ感のあるレザー。艶が弱いが、キズが目立ちにくい)

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(エンボスレザー。低価格ながら高級感が出る)

それぞれ上記のような特性があります。レザーといっても色々あるわけですね。

 

まずは以上3つを頭に入れてご自身が選ぶべき名刺入れを明確にしてみてください。以下の比較はそれらを踏まえたうえでご自身の好みによって選べるようになっています。

比較したブランド一覧

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  • ガンゾ
  • グレンロイヤル
  • アニアリ
  • ジャムホームメイド
  • 土屋鞄
  • キプリス
  • ユハク
  • ホワイトハウスコックス
  • イルビゾンテ
  • パトリックステファン
  • ココマイスター
  • SPA×MB

 

上記の12ブランドを比較しました。これで革製品のメジャーブランドは網羅出来ています。それぞれのブランドが取り扱っているショップに行きそのブランドの中でイチオシの名刺入れを選んできました。ココマイスターはwebショップ中心のブランドであり、店舗で吟味することが出来なかったため、複数購入しています。

 名刺入れ14個を比較!

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それでは購入した名刺入れを比較していきます。比較するポイントはレザー、デザイン、シルエット、価格、入る名刺の数などです。その他細かいポイントもチェックしているので参考にしてみて下さい。

土屋鞄/BRIDLE

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土屋鞄の名刺入れは表側がブライドルレザーで内面はヌメ革。17000円になります。

 

ブライドルレザーとは耐久性が高く(キズは目立ちやすい)、使い込むほどに光沢が強くなるレザーです。革にロウが塗りこまれてあり、そのロウが繊維を締めてくれます。ロウはブルーム(表面の白っぽい部分)と呼ばれ、使っているうちに白さが消えて光沢が増していきます。艶はあるがキズが目立ちやすいといった二面性がある革ですね。ブライドルレザーは高級革の代表格です。

 

対してヌメ革は使うほどに黒く濃くなっていきます。これは日光などによる焼けと手の油が染み込んでいくためです。レザーは「経年変化するからこそ良い!」と言われることが多いですが、ヌメ革に関しては経年「劣化」と評する人もいます。

 

個人的にもヌメ革は使い込んだあとよりも、買ったばかりの綺麗な状態が好みです。

※↓ヌメの経年変化

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 https://goo.gl/XcroF5

 

ということは「土屋鞄の名刺入れはヌメ革が使われているからダメなの?」と思うかもしれませんが、そのようなことはありません。

 

何故かと言えば内面をヌメ革にすることで表のブライドルレザーの艶感をより際立たせることが出来るからです。使えば使うほど艶感が増すブライドルレザーの特性をより生かすには内面をヌメにするのもありでしょう。エイジングすればするほど表側は艶感が増し、裏側は濃く変化していきます。

 

※シンプルな物が好きな人やビジネス用途なので綺麗な状態を維持したい人は内面もブライドルレザーの方が適しています。

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(内面は濃いヌメ革を使用)

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(ステッチングが非常に綺麗)

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(収納スペースが大きく40枚収納可能)

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(ブランドロゴは内面にさり気なく配置)

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(おまけにケアアイテムも付いてきました)

土屋鞄の名刺入れは厚みがあり、名刺がたくさん入るので機能性は抜群ですが、シルエットは野暮ったいです。やはり薄いほうがスマートに見えるもの。収納力を取るか見た目を取るかはご自身の好み次第になります。

 

機能性重視かつ、ヌメとブライドルのエイジングを最大限楽しみたい人にオススメ。

 

>>クリックして土屋鞄の名刺入れの詳細をチェック!

 

グレンロイヤル/名刺入れ FOLIO CARD CASE

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グレンロイヤルの名刺入れは上記の土屋鞄と同じくブライドルレザーの名刺入れ。15120円になります。グレンロイヤルの名刺入れは内面までブライドルレザーを使用した高級仕様。高級レザーであるブライドルレザーを内面まで使用するなんてとても贅沢です。しかも土屋鞄よりも低価格。

 

糸も革と同色でステッチングも目立たない。シンプルイズベストの作りですね。僅かに折り目が曲がっているので作りは少々甘いです。

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(箱ではなく袋の梱包)

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(内面もブライドルレザーなのでシンプル)

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(収納できる名刺入れが4枚だけで絶望的に少ない)

 

内面もブライドルレザーでステッチングも目立たない。シンプルイズベストで内面までブライドルレザーなのにとても安い。内面までブライドルレザーでこの価格は驚きの一言。ただしほとんど名刺が入らないので実用性が低いです。

 

名刺を交換する頻度が低いが、いざというときのために名刺入れを持ち歩く必要がある人にオススメ。

 

>>クリックしてグレンロイヤルの名刺入れの詳細をチェック!

 

ホワイトハウスコックス/NAME CARD CASE

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革小物界の王様ホワイトハウスコックス。セレクトショップの代表格「ユナイテッドアローズ」に取り扱いがあるので革ブランドの中では知名度も高いです。そんなホワイトハウスコックスの代表でもあり人気でもあるレザーが「ブライドルレザー」になります。

 

この名刺入れはブライドルレザーを表側だけでなく、裏側にも使用していて18360円。ブライドルレザーは高級な革なので裏側にまで使用するとコストがかかります。ブライドルレザーの名刺入れと謳って販売されていてもブライドルレザーを使用しているのは表側だけなんて良くある話し。

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(開いて右側にはBRIDLE LEATHERの刻印)

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(開いて左側にはブランド刻印)

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(名刺は30枚収納可能)

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(表面にある白っぽい部分はブルーム)

ホワイトハウスコックスの名刺入れはステッチングも目立たず、デザインもないので非常にシンプル。シンプルで高品質な名刺入れになります。

 

後述するココマイスターのブライドルレザー名刺入れと非常に似ていますが、大きな違いは分厚さ。ココマイスターのほうが薄くシルエットは綺麗です。しかも入る名刺の量は変わりません。

 

ホワイトハウスコックスの名刺入れのサイズは11.5cm×8cmで標準的ですが、とても分厚く、閉じらないで勝手に開いてしまうほど。ただし表も裏もブライドルレザーで税込み18360円はコストパフォーマンスが高いと言えるでしょう。

 

シンプルなデザインで高品質&高コストパフォーマンスの名刺入れをお探しの方にオススメな名刺入れです。

 

>>クリックしてホワイトハウスコックスの名刺入れの詳細をチェック!

 

ココマイスター/ジョージブライドル

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ココマイスターの名刺入れは表も裏もブライドルレザー。22000円になります。ここまでブライドルレザーの名刺入れを土屋鞄、グレンロイヤル、ホワイトハウスコックスと見てきましたが、価格以外の全てにおいてココマイスターが1歩抜きんでています。

 

他のブライドルレザーの名刺入れよりもココマイスターの方がピッチが細く綺麗。シルエットも薄く美しい。ぱっと見使いやすそうなのはホワイトハウスコックスの名刺入れですが、実際に入る名刺の量は変わりませんでした。ただし、値段はココマイスターが一番高いです。

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(内面もブライドルレザー)

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(名刺は30枚収納可能)

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(糸が細くステッチングも目立たない)

グレンロイヤル&ホワイトハウスコックスの名刺入れをアップグレードしたもの。シンプルなデザインで高品質&機能性を重視したい人にオススメです。

 

ココマイスターは返品無料&永年保証制度による修理があるのでそこに魅力を感じる人は価格も気にならないでしょう。

 

>>クリックしてココマイスターの名刺入れの詳細をチェック!

 

ココマイスター/シェルコードバンヴァランテ

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キングオブレザー、革のダイヤモンドとも言われるコードバンを表にも裏にも使用した名刺入れ。しかもコードバンの中でもトップクオリティと言われているホーウィン社のシェルコードヴァンです。ただしお値段は驚愕の38000円。

 

革に圧倒的なハリがあり、ボタンがないにも関わらず名刺入れを開けたら開けたまま、閉じたら閉じたままで固定されるほどです。間違いなくシンプルな名刺入れの最高峰でしょう。

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(同じブランドの他の名刺入れとブランドロゴが違う特別仕様)

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(ステッチングが力強く高級感を引き立てている)

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(収納可能な名刺は20枚)

ツヤツヤというわけではなく鈍いツヤ。柄やデザインが入っているわけでもないのに誰が見ても一目瞭然の違いがあります。コードヴァンなのでキズも目立ちにくく、水にさえ塗らせなければ使い続けるほど光沢が増していきます。キズが目立ちやすいブライドルレザーとは使えば使うほど差が出てきますね。

 

シンプルで質が良いものを探している人は絶対にこの名刺入れでしょう。最大の欠点は価格帯。今回オススメしている名刺入れの中でも格別に高いです。どこの富裕層が買うんだ?というほどの価格。

 

ただし流石に最高峰なだけあってこの値段でも品切れ状態が続いてます。たまに在庫が復活するので狙っている人はこまめにチェックしましょう。

 

値段は問わない。とにかく良い名刺入れが欲しいなんて人にオススメです。

 

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キプリス/オイルシェルコードバン ~アンフィニ~

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キプリスの名刺入れは表も裏もコードバン。21600円になります。コードバンをふんだんに使用してこの価格は確実に安いと言い切れるでしょう。ステッチングも力強く高級感バツグン。

 

キズも付きにくいのでシンプルなコードバンの名刺入れが欲しい人にイチオシ。コードバン最大の弱点である価格もココマイスターと比較すれ随分安いです。

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(取り出し口が独特のラウンド)

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(名刺は30枚収納可能)

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ココマイスターのコードバンと比べるとキプリスの方が2倍近く分厚いです。価格が安い分シルエットではやや劣りますね。

 

コードバンは艶感も強く、キズも付きにくい最高の素材ですが価格だけがネック。そんな弱点である価格を最大限安価にしたのがキプリスのコードバンです。コードバンの名刺入れを安く手に入れたい人にオススメ。

 

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ガンゾ/コードバン

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ガンゾの名刺入れは表がコードバン、裏がヌメ革。23760円になります。コードバンにしては安いなと思うところですが、半分以上がヌメ革であることを忘れてはいけません。

 

色の切り替えがあるぶんコードバンの艶感は際立ちますが、それ以上にヌメの経年変化が如実に表れます。

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(薄いヌメなのでドンドン濃い茶色に変化していきます)

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(箱の中に袋とカードがあります。このカードは修理無料の保証カード)

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(表の糸は黒ですが、内面の糸はヌメと同色の色にして目立たないよう配慮)

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(名刺は30枚収納可能)

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コードバンの艶感とヌメの経年変化を同時に楽しみたい人にオススメ。個人的にはやはり裏側もコードバンの方が好み。

 

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ユハク/コードバン

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ユハクの名刺入れは表側も裏側もコードバン。24840円になります。ユハクと言えばこの色味が全てです。名刺入れに限らず財布でも同様なのですが、ユハクの特徴と言えば色味に尽きるでしょう。

 

レーデルオガワの水染めコードヴァンに職人さんが手染めして出来たのがこの名刺入れです。

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(焦げ茶のキップスキンがあるおかげで水染めコードヴァンの艶感と色味が際立っている)

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(名刺は30枚ほど収納可能)

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(糸も同色でステッチングも目立たなくシンプル)

深いネイビーなので光の当たり方によっては黒に見えることもあります。ユハクの特徴と言えば色味なので色が気に入るかどうかが全てでしょう。

 

この色味にビビッと来たらユハクを買うことをオススメします。

 

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ジャムホームメイド/BLACK DIAMOND カードケース -LaVish- 

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ジャムホームメイドの名刺入れはヌメ革をブラックに染め上げて18360円。このレザーはジャムホームメイドオリジナルのLAVISHというシリーズになります。LAVISHの革は写真の通り、元々マットな質感ですが、使うほどに光沢が増してツヤツヤになるのが特徴。

 

高級レザーの代名詞であるブライドルレザーでもコードバンでもないのに価格が高いですが、艶感なら良い勝負が出来ます。

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ブラックダイヤモンドとマルカンが付いていることが他の名刺入れにはない特徴。ブラックダイヤモンドと聞いて驚くかもしれませんが、実はこのパーツはとても安いので驚くことはありません。ただし、安いと言ってもこのパーツがあるだけで高級感は確かに演出されます。

 

しかしブラックダイヤモンドは良いとしても名刺入れにマルカン必要でしょうか?薄く使いたい人にとっては邪魔ですし、名刺入れはあくまで名刺を入れるためのものなので必然性のないパーツを取り付けることは過度なデザインにもなり得ます。

 

公式サイトには「ウォレットチェーンの絡まりを防ぐ」と記載されていますが、名刺入れにウォレットチェーンを付ける人が果たしているのでしょうか?このブランドはマルカンを付けるのが本当に大好きです。

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(糸が太目でやや存在感アリ)

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(内面もブラックでシンプル)

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(名刺は30枚収納可能)

ブラックダイヤモンドが埋め込まれているのが最大の特徴でしょう。シンプルながら1つデザインが入っていることによって高級感があります。適度な華やかさを出したい20代の方にオススメです。

 

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イルビゾンテ/2つ折りレザーカードケース

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イルビゾンテの名刺入れはシボ感のあるレザー。9720円になります。今回比較している名刺入れの中では非常に安いです。シボ感のあるレザーでツヤは弱めですが、長く使用してもキズは目立ちません。

 

角がラウンドしたデザインでユニセックス感があります。イルビゾンテはどちらかと言えばメンズよりもレディース寄りのブランドなので、その辺りが現れたデザインですね。

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(内側もシボ感があるレザー)

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(名刺は20枚収納可能)

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(ステッチングも目立たずシンプル)

イルビゾンテはブランド力もありますし、女性に人気のブランドでもあります。ブランドロゴが表側にあり分かりやすいので女性受けも良し。女性に名刺を渡す機会が多い人や女性へのプレゼントにオススメ。カラーバリエーションも豊富です。

 

>>クリックしてイルビゾンテの名刺入れの詳細をチェック!

 

パトリックステファン/名刺入れカードケース全面スタッズ

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パトリックステファンの名刺入れはシボ感のあるレザーにスタッズが全面に付いて12851円。スタッズが全面に付いた名刺入れなのでほとんどの職種ではNGでしょう。

 

ですが他にはないデザインなので気に入る人はとことん気に入るはず。スタッズが多いのでそれだけパーツ代がかかっています。なのでこの価格は良心的と言えるでしょう。

 

革質は今回比較しているなかでは決して良いものとは言えません。下記の写真を見れば分かりますが、作りも甘いです。ただし唯一無二のデザイン。ぱっと見で気に入った人は職種が許すのであれば他の名刺入れと迷う余地なしです。

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(写真の関係でスタッズがゴールドに見えるかもしれませんが実物はスタッズの色がシルバーです。)

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(内面もシボ感のあるレザー)

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(名刺入れの真ん中部分を見るとシワが寄ってしまっているのが分かります)

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 (名刺は40枚ほど入ります)

糸は細く、ステッチングも細かいため糸が極力目立たないようになっています。これは主役であるスタッズを目立たせるための細かい気配り。人間の眼は良くできているので細部の作り込みはとても重要です。ちょっとしたことが大きく印象を左右するもの。

 

この名刺入れはパッと見で気に入るかどうかが全て。気に入ったなら迷わずこの名刺入れを買いましょう。

 

>>クリックしてパトリックステファンの名刺入れの詳細をチェック!

 

アニアリ/名刺入れダブルエンボスレザー

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アニアリの名刺入れは大きなクロコの型押しと小さなシボの型押しを2つ同時に採用して10260円。

 

写真からも大きなクロコ模様の中に小さな型押しがあるのが伝わるでしょう。素材は牛革であってクロコダイルではありません。あくまで型押しでクロコダイル模様に見せているだけです。

 

本当にクロコのレザーを使うと名刺入れであっても5万円は軽く超えるものです。それを1万円ながら型押しで再現したのがアニアリの名刺入れ。ですが、クロコの型押しだけだとキズがつきやすいので、小さなシボの型押しもプラスしてダブルエンボスにしたのがオススメポイント。

 

スムースレザーかシボ感のあるレザーを選ぶ際には艶感を優先するか傷の目立たなさを優先するかの選択になります。なのでシボ感のあるこの名刺入れは艶感ではブライドルレザーやコードバンに負けてしまいます。しかし、キズはほとんど目立ちません。1万円ながら大人が持つにふさわしい名刺入れです。

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(裏地はアニアリお得意のカモ柄)

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(ブランド刻印はさり気なく。糸は細くステッチングが目立ちません)

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(名刺は20枚ほど収納可能)

ボタンで閉じれるタイプの名刺入れです。ボタン自体にもパーツ代がかかりますが、何よりボタンを付ける工賃が高いです。ボタンのあるなしは名刺入れの薄さに関わってくるので意外と重要。

 

ほとんどの名刺入れにはボタンが付いていません。

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(型押しにしては綺麗な光沢)

アニアリの名刺入れは薄く、シルエットが綺麗です。クロコ模様は大人っぽさを与えてくれるので30代以降の男性にオススメ。または若者でも年齢以上に大人っぽさを演出したい男性に良いでしょう。キズが目立ちにくいので長く使いたい人にも良いでしょう。

 

30代以上かつ長持ちする名刺入れを格安で手に入れたい人にオススメです。アニアリは今回比較している他のブランドと比べると知名度はないかもしれませんが、本当に良いブランドです。

 

>>クリックしてアニアリの名刺入れの詳細をチェック!

 

ココマイスター/クリスペルカーフ

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ココマイスターの名刺入れは表側も裏側もクリスペルカーフ。23000円になります。クリスペルカーフはブライドルレザーやコードバンと比較すると知名度こそありませんが、最高級のレザーです。いわゆるボックスカーフの最高峰がクリスペルカーフになります。

 

いきなりボックスカーフと言われても何のこっちゃと思うでしょうが、大切なのはレザーの知識よりも革質が「見た目にどう影響するのか」です。特に今回は全て購入して比較しているので経年変化も含めて「知識」よりも「事実」を伝えていければなと思います。

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ボックスカーフの特徴は「水シボ」という極細の凹凸です。この水シボはブライドルレザーのようにキズが目立つこともなく、コードバンほど水に弱くもありません。おまけに写真からも分かる通り極上の艶感を備えています。

 

ただし、使ってもそこまで変化がないのでエイジングの楽しみは少ないでしょう。皮を育てるといったことに関しては他のレザーに劣ります。最初から完成されているとも言えますね。

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(高級感のある箱)

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(高級感のある袋)

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(糸と革が同色ではないのでステッチングが目立ちます)

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(名刺は20枚収納可能)

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(ライニングもボックスカーフですが、カラーを切り替えて艶感を際立たせています)

今までご紹介してきた名刺入れの中には裏側の革を安価なものに変えつつ2トーンカラーにして艶感を際立たせるものがありました。ですが、ココマイスターの名刺入れは同じクリスペルカーフの色違いを使って艶感を際立たせています。

 

如何にココマイスターが他のブランドより努力しているか一目瞭然でしょう。艶感+高級感+耐久性の三拍子揃った名刺入れ。しかも超高級レザーを使用していることを考慮すると価格も良心的。革を育てたいと考えている人以外には非常にオススメです。

 

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ココマイスターは悪名高い?

ココマイスターと言えばアフィリエイトをしていることで有名な革ブランド。アフィリエイトとはブロガーなどに宣伝をしてもらって売り上げの一部を紹介主に支払うというシステムです。

 

なので実物を見たこともない人がオススメしていたりするので評判が悪いのも頷けます。紹介料を払うぶん製品自体にお金をかけていないとも思われるでしょう。

 

しかし、冷静に考えてみると有名な革小物ブランドでアフィリエイトをしていないところはほとんどありません。アマゾンや楽天で取り扱われていればアフィリエイトだということですからね。ココマイスターだけが目立つのは売上規模の大きさと、WEB特化ブランドだからです。

 

今回比較したココマイスター以外のブランドはアフィリエイトだけでなく大手百貨店やzozotownなどに卸しています。はっきり言って大手百貨店やzozotownに卸す際に発する中間マージンはアフィリエイト報酬の比ではありません。およそ2倍ほど差があります。

 

中間マージンがあればあるほど売値に対しての製品クオリティは低くなるのは当然ですよね。では何故そこまでの中間マージンが発生するにも関わらず百貨店やzozotownに卸すのかと言うと、そうしないと売れないからです。自社の力では販売する力がないから周りに頼っているのです。

 

数が売れないと素材を仕入れる数が減るので素材単価が跳ね上がります。数を売らないと仕入れ単価は上がりますが、数を売るには中間マージンが大きいzozotownや百貨店に頼らざるを得ないジレンマですね。

 

要は宣伝費のかけかたの違い。一個人であるブロガーさんに払うお金は少なくて済みますが、店舗の莫大な家賃やショップ店員の人件費がかかってくるzozotownや百貨店のほうが中間マージンがかかるのは火を見るより明らかです。つまり理論上はココマイスターの方が安く良いものが作れます。

 

ただし、ブロガーが宣伝するよりも、有名な百貨店に陳列したほうがブランドイメージは保たれるでしょう。特に価格帯が高価になる革小物ブランドにおいては製品クオリティに負けないぐらいブランドイメージは大切ですしね。

 

当サイトでは経年変化もありのまま載せていくので、読者さん自身の眼で自分が選ぶべき名刺入れがどれなのか判断して頂ければと思います。

※経年変化を伝えるには実際に使用する必要があり、比較した名刺入れが13個もあると1ヵ月ずつ使用しても1年以上かかるので、経過が気になる方はしばらくお待ち頂けると幸いです。

 

個人的に感じたココマイスターと他のブランドの大きな違いはアフターサービスです。いまどき返品無料や修理無料は珍しくありませんが、ココマイスターほど返品しやすいところはあまりみかけません。

 

どのブランドも返品無料とホームページで大々的に宣伝しますが、実際に返品されたらコストがかかるのでなるべく避けるものです。返品しにくいように返品方法を分かりづらくしているところばかり。

 

ですがココマイスターは購入した箱の中に返品シートが用意されていて、返品方法を調べる必要もありませんし、手間もかかりません。

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※ココマイスターの付属品一覧

しかも返品時にかかる送料はココマイスターが負担してくれますし、返品可能期限も14日間もあります。これは製品に満足してもらえるという自信の表れでしょう。

 

 

SPA!×MB/マルチカードケース

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当サイトでもオススメしているメンズファッション業界のインフルエンサーであるMB氏と週刊誌のSPA!のコラボアイテム。週刊SPA!30周年のお祝いとして採算度外視で作成された超ハイコストパフォーマンスの名刺入れです。

 

型押しでシンプル過ぎない程よいデザインが特徴。無地は味気ないけど、派手なものはビジネスシーンで使いにくいですよね。その点この名刺入れはちょうど良い塩梅です。

 

しかもこの型押しは良く良く見るとルイヴィトンの「エピ」と瓜二つ。

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(↑ルイヴィトンのエピ)

 

どうでしょうか?似ていませんか?

 

勿論ルイヴィトンは高額になりますが、SPA!×MBの名刺入れはなんと5000円。ココマイスター同様に中間マージンが発生しないビジネスモデルに加えて、アフィリエイトも行なっていないので驚愕のコストパフォーマンスを実現しています。

 

しかもこの商品はお祝いとして採算度外視で作られたようなので、他の追随を許さない価格設定です。

 

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(内部も綺麗な型押しを再現)

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(名刺は30枚〜40枚収納可能)

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(ボタン付きで開閉も簡単)

 

5000円と驚愕の安さながら本革を使用していて高級なツヤ感もあります。そして忘れてはならないのが、この商品の名称が「マルチカードケース」だということ。名刺入れとしての機能は勿論ですが、カードケース&パスケースとしても使えます。

 

なので他の名刺入れと比較すると容量が大きく30枚〜40枚ほど収納可能です。実際に使用してみたところコインケースとしても使えました。

 

特に欠点もなく、コストパフォーマンスに優れているので万人にオススメ出来る名刺入れです。

 

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名刺入れレビューまとめ

文字数がとても多くなってしまったので最後にそれぞれの名刺入れの特徴を簡潔にまとめておきます。ブライドルレザー、コードバン、その他の名刺入れで分けたので、好みのレザーのまとめをご確認ください。

ブライドルレザーの名刺入れまとめ

土屋鞄:内面がヌメ革。

グレンロイヤル:内面までブライドルだがほとんど名刺が入らない。

ホワイトハウスコックス:内面までブライドルだがシルエットはココマイスターに劣る。

ココマイスター:土屋鞄、グレンロイヤル、ホワイトハウスコックスのアップグレード版だが価格が高い。

 

コードバンの名刺入れまとめ

ガンゾ:裏がヌメ革。

ココマイスター:全てにおいて素晴らしいが高すぎる。

キプリス:シルエットだけココマイスターに劣るがオススメ。

ユハク:色味が気に入るならオススメ。

 

その他名刺入れのまとめ

ジャムホームメイド:若い人にオススメ。

イルビゾンテ:女性へのプレゼントにオススメ。

パトリックステファン:スタッズが気に入る人にオススメ。

アニアリ:エンボスレザーの中ならイチオシ。

ココマイスター(水シボ):エイジングに興味がないならイチオシ。

SPA!×MB:驚愕のコストパフォーマンス。

 

価格帯別の個人的なオススメ

ここまで細かく比較してきましたが、どれにするか決めかねている人のために価格帯別でおすすめをピックアップしておきます。是非参考にしてみてください。

 

4000円 SPA!×MB/マルチカードケース

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コストパフォーマンス重視の方にはSPA!×MBがイチオシ。ハイブランド同様のデザインでシルエットも良く、本革で5000円なので文句なしでしょう。

 

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1万円 アニアリ

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1万円付近ではアニアリがおすすめ。何よりクロコ柄が1万円で手に入るのは素晴らしいでしょう。本物を買うと軽く5万円は超えてしまいますからね。

 

キズも目立たず、艶感も良いので言うことはありません。クロコ柄が好きなら買うしかないでしょう。

 

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2万円 ココマイスター(クリスペルカーフ)

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2万円付近でもう1つオススメなのがココマイスター。水シボと言われる極細の凹凸があるレザーは艶がある上にキズも目立たず水にも強くて文句なし。弱点があるとしたら最初から完成されているのでエイジングの楽しみが少ないことだけです。

 

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2万円 キプリス

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2万円付近ではキプリスがおすすめ。キングオブレザーであるコードバンを表裏に使用して2万円ちょっとはコスパ抜群の一言。シルエットが分厚く野暮ったいことだけ気になりますが、それでもこの価格には抗えません。

 

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3万円:ココマイスター(コードバン)

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3万円付近ではココマイスターがおすすめ。レザーの質はもちろん、シルエットもデザインも申し分なし。ただ、あまりにも高すぎる...。ここまで高価なのに品切れが続くほど人気なので買いたくても買えないという二重苦です。

 

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最後に

以上で名刺入れの比較は終わりになります。この記事がお気に入りの名刺入れが見つかるキッカケになればと思います。

 

名刺入れは社会人であればほとんどの方がほぼ毎日使うアイテムです。しかも必ず相手に見られますよね。名刺入れはファッションと違い、コーディネートを考える必要もないので「買うだけ」で効果があります。

 

2万円の名刺入れと聞くと高く感じるかもしれませんが、2年で買い替えるとして1日辺りの価格は30円未満。

 

しかもWEB販売は返品可能なところがほとんど。アマゾンも楽天も基本的には返品が出来ます。ココマイスターに至っては返品送料まで無料なので買ってみて気に入らなければ返品すればいいだけです。

 

世の中どうしても第一印象が大事。無意識の内に見た目で判断されてしまうものです。見た目とは何も顔のことだけではなく、身に着けているものも同様です。

 

名刺入れは重要なビジネスアイテムであり、仕事に直結するものです。買うだけで人生がほんの少しでも良くなるなら優先的に投資すべきアイテムでしょう。

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