コーディネートにおける基礎の1つ「ロールアップ」
ロールアップすることによってコーディネートにどんな効果をもたらすのかを徹底解説。
初心者必見の内容です。
ロールアップとは?
裾を捲ることをロールアップと言います。
一見丈を短くするだけの行為に思えますが、細かく分解して見ていくと様々な効果があります。
それにロールアップの幅や巻く回数など、ロールアップ1つとっても意外と深いもの。
今回は一つ一つ見ていきます。
ロールアップはカジュアルダウン?
ロールアップをするとカジュアルダウンになる、こなれ感が出るなどと言われますが必ずしもそうとは限りません。
アイテムやコーディネート次第で変わります。
ロールアップがカジュアルダウンに繋がると言われているのは裏地が見えるからです。
なので逆に言えば裏地が同色ならカジュアルダウンはおきません。
例えばこういったデニムの場合↓
表地と裏地の色が違うのでロールアップすると裏地の色が良く見えます。
色数が増えるので勿論カジュアルダウンされます。
例えばこういったスラックスの場合↓
表地と裏地の色が同じなのでロールアップしてもさほど目立ちません。
なので表地と裏地の色がどうなのかで、同じロールアップでもコーディネートに与える影響は変わります。
ロールアップはドレスアップ?
裏地ではなく「丈」に注目して考えるとロールアップにはドレスアップの要素があります。
ロールアップしているものの脚の上にクッションがあってだぼっとしていますよね。
対してこちらはクッションが出ないようにロールアップしていてすっきりさせています。
このように丈に注目して考えるとドレスアップの要素があります。
裾が細くなる
ロールアップをすると裾が細くなります。
上の画像を見れば一目瞭然。
明らかに左側のほうが裾が細いですよね。
ロールアップをすると丈が短くなるだけでなく、裾幅が細くなります。
よりパンツを細く見せたいならロールアップをするのも手の一つです。
幅の長さで印象は変わる
幅が太いということはそれだけ見える裏地の面積が増えるわけです。
なのでより強くカジュアルダウンされます。
すっきり見せたいなら細幅に
ラフに見せたいなら太幅に
すると良いでしょう。
極太ロールアップ
レディースでは時たま見る極太ロールアップ。
幅を大きく取って一回だけ折り返すロールアップです。
裏地の見える面積が大きいのでカジュアルダウンの度合いが大きいのは既に分かると思います。
今回重要なのは違和感について。
幅を大きく取れば取るほど不自然に見えますよね。
間違いなく自然な着こなしではなくなります。
こういう不自然な着こなしはロールアップに限らずオシャレしてるぜ感が出るものです。
機能的に必要性のない着こなしだからです。
この辺についてはこちらに詳しく書いています↓
zerokarahazimeru.hatenablog.com
ロールアップの正しいやり方
ここまで読んで頂いた方なら分かると思いますが、これが絶対正しい!なんてやり方はありません。
コーディネートによって変わります。
でも、ここまで解説したロールアップの効果を理解していれば状況次第で使い分けることができます。
自分がどう見せたいのか、どうしたいのかによって使い分けていけばロールアップをマスター出来るでしょう。
といっても具体的な指針がないと困ると思うので参考までに。
「スッキリ見せたいなら細幅で靴にパンツの裾が乗っからない程度に」ロールアップすると良いでしょう。