今回はブランド紹介「URU編」
ギャルソンのパタンナーが独立して立ち上げたブランドです。
「ついてこれる人だけついてきな」といったファッションエリート目線ではなく、噛み砕いた表現&コーディネートを中心に紹介していきます。
その上でテキストだけでなく画像からもブランドイメージをなんとなくでも感じとって貰えたらと思います。
2010年スタートのブランド「URU」
元パタンナーが立ち上げたブランドなのでパターンに定評がありますが、そんなこと書いてもなんのこっちゃ伝わらないので画像を交えて過去のコレクションを追いながらどんなブランドか見ていきましょう。
まずはSSから。
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SS紹介
SSとAWに分けて年代別に追いかけながら紹介していきます。
2014SS
2014SSで最も好きなルック。
一発目なのでなるべく分かりやすいものをチョイスしました。
上下ホワイトのアイテムで難易度の高い組み合わせですが、襟+袖+裾にダークトーンを配置してベルト+靴も黒でまとめたスタイル。
この配色を真逆にすると良くある組み合わせになります。
例えば黒ニットから白シャツを覗かせるような。
これを逆にした上でチラ見せ部分を柄に、パンツをトップスと同色にすることで格段にレベルが引きあがります。
良くも悪くもアパレルチックな組み合わせに変貌しているわけです。
その他の2014SSで分かりやすいのはこの辺り。
スカーフをトップスと同色の柄物にして悪目立ちさせずにコーディネートに表情を出したり。
上下同色のワントーンコーディネートを上下ゆったり着崩したり。
ここまで分かりやすいものを中心に紹介しましたが、お次はURUっぽいものを。
トップスのニットに注目です。
URUと言えばこのビッグニットです。
ビッグニットは毎年展開しているアイテムで代表作の一角。
2015SS
2016ss
2017ss
このように毎度毎度表情は違えどビッグニットは展開しています。
ハイゲージのニットではなく、表情の強いニットはその表情次第なところがあります。
シルエットを抜きにして考えるならその表情が気に入るかどうかで各々そのニットの評価が決まるでしょう。
なので表情のあるニットが欲しい!と思ったら手当たり次第に探していく必要がありますが、そんな時に一旦チェックする価値があるのがこのURUです。
2015SS
ここから2015SSに移動。
まずは2014と同じく分かりやすいのから。
春のセットアップスタイルです。
春と秋はセットアップだけで凌いでも問題ないぐらいセットアップは万能です。
上下で揃える必要があるので金銭面では大きな負担が強いられますけどね。
アウター着てるのにショートパンツ履いてエスパドリーユと「暑いのか寒いのかどっちだよ」と言われそうなコーディネート。
先ほどのもジャケットなのにサンダルでしたよね。
私服として使う際にどこまでを許容するかは各々違いますが、セットアップだったり大胆なYラインシルエットだったり参考になる部分は多いです。
2015SSもワントーンが多い。
ここからはURUっぽいものを。
「極端な短丈」です。
丈以外はビッグサイズですが、丈に関しては極端に短いシルエット。
このように極端な短丈のアイテムが多くみられるのがURUの特徴の1つです。
https://goo.gl/5mKYod (2015aw)
極端な短丈なので派手なカラーでも面積が小さくなりレイヤードしやすいのが嬉しいところ。
https://goo.gl/gM5KPy (2016SS)
https://goo.gl/8Dym1y (2016aw)
極端な短丈でも同系色で合わせれば余り目立たないまま普段とは違ったアクセントに。
2016SS
2016SSはこれまで以上に「上下同色」「ビッグシルエット」がキーワード。
これでもかというぐらいワントーンでリラックスしたシルエットが多いです。
そしてどれもこれも落ち着いた色味。
昨今の世界的なトレンドともマッチしていますね。
2017SS
2016SSはどれもこれも落ち着いた色味でしたが、2017SSからは急激に派手なカラーが増えていきます(厳密には2016awから)。
カラーが派手になったので上下同色にするとぶっとんだ見た目になるのでこのシーズンからワントーンも解禁。
ビビッとなカラーがある分、他のアイテムは比較的落ち着いた色味が多め。
シルエットは更にビッグシルエット化していきます。
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「ビッグシルエットを継続したままビビットなカラーを投入したい」という欲求はファッションにどっぷり浸かっている人なら合致しやすい流れでしょう。
2016SS
2017SS
背景色の違いもありますが、このように全体で見ると違いが分かりやすいですよね。
ビッグシルエットブームはまだまだ継続です。
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AW紹介
ここまででなんとなくURUっぽさや雰囲気が分かったと思うのでドシドシいきます。
2013AW
2013AWは秋冬らしく落ち着いた色味にワントーン中心のルック。
年代的にまだまだビッグシルエットの波が来ていませんが、それでもちょっと緩めですね。
2014AW
2014AWも落ち着いた色味ですが、シルエットはビッグ化。
といっても上下緩いのは少なく、パンツは細めで簡単なYラインシルエットが中心です。
ビッグニットはSSだけでなくAWでも勿論健在。
2015AW
少しずつ少しずつ上下ともにゆるくなっていくのが2015aw。
色味は相変わらず落ち着いていますが、シルエットには変化が起きていますよね。
2016AW
あくまで秋冬なので2017ssほどまではいきませんが、明るいカラーが増えてきたのが2016aw。
シルエットはビッグ化が顕著に進んでいます。
触れていなかったので最後にコートを紹介。今は秋冬シーズンですしね。
ビッグサイズのステンカラーコート。
しなやかなドレープ感と断ち切りのアクセントが売りの定番コート。
スタンドネックにも出来て面白い1着。
以上URUの紹介でした。
ブランド紹介は週に1回か2週に1回程度を予定しています。