アメトークでも特集が組まれ、主に芸人の方々の活躍によって今やほとんどの方がその名を聞いたことがあるであろうゴールドジム。
最近の店舗展開も目覚ましい会社ですが、そんなゴールドジムも自社製品としてプロテインを販売しています。
トレーニング初心者からボディビルダーなどの上級者まで幅広いトレーニーが足繁く通っているだけあり、取り扱っているプロテインも実に高品質です。
今回はその中でも、とあるゴールドジムで受け付けのお姉さんが一番人気と言っていたCFMホエイプロテインミックスベリー味を実際に飲んでみた感想をお伝えしていきます。
CFMホエイプロテイン
ゴールドジムのCFMホエイプロテインの特徴として挙げられるのは、CFM製法で乳タンパクを精製しているという点と、ホエイペプチドとビタミンB群が配合されている点です。
このCFM製法というのは、いくつかあるタンパク質の製法の中でも非常にメリットの大きい製法です。
一番メジャーなWPCという製法では製品のグラムに対するタンパク質の含有量に限界があり、脂質や糖質も少し含んでしまいます。
次いでWPIという製法もあるのですが、こちらはタンパク質の含有量を非常に高めることが出来、脂質や糖質も抑えられます。
しかしWPIは、WPCだと抽出できる筋肉の成長に有効な成分も除去されてしまいます。
そこで、このCFM製法はWPIとWPCのふたつの良いところをカバーした理想に近い製法だと言われています。
その分コストはかかるのですが、そもそもプロテインを何のために飲むのかといった本質的なことを考えると、十分に値段に見合った効果が望める製品だと言えます。
さらにタンパク質より分子構造の細かいホエイペプチドと、タンパク質から筋肉の合成を助けてくれるビタミンB群が配合されており、筋肉をつける上で非常に高い効果を発揮してくれるでしょう。
高品質が故に特徴として挙げられる点も多いのですが、「高タンパク低カロリー」であり「ビタミンB群が配合」、そして「筋肉の成長に非常に有効的」なことが主な点ですね。
効果が分からなければなかなか手が出ない製品ですが、トレーニング初心者から上級者、さらにダイエッターにもおススメな万能製品です。
女性は購入しずらいパッケージ
プロテイン業界ではメジャーな袋タイプのパッケージ。
袋の材質は金の光沢を放ち、ムキムキの男性がバーベルを持っている様子がデザインされており、一目でゴールドジムの製品だと分かります。
このパッケージデザインの迫力から、女性にはなかなか手が出づらいかもしれません。
しっかりした材質で密閉するためのジッパーもついており、持ち運びや普段の使用でもこぼれたり破けたりすることは無さそうです。
溶けやすさ
プロテインシェイカーに水約200mlと付属のスプーン山盛り二杯を入れてシェイク。
ちなみに山盛り二杯というのがアバウトであり、説明欄にも一杯10g~15gと記載されています。
実際に計ってみると、これ以上山盛りにすくうことは不可能なのではないかというぐらい盛りに盛って15g程でした。
溶けやすさとしては4~5回ほどシェイクすると問題なく溶けます。
かなり泡立ちが見られるので、逆にシェイクし過ぎるのは良くないですね。
トップクラスに美味しい味
かなり美味しいです。
数あるプロテインの中でも間違いなくトップクラス。
実際にこの製品をプロテインカウンターで提供していたこともあるのですが、10人中9人は美味しいと言います。
しかし、元々イチゴそのものやイチゴ系の加工製品が苦手な方は好みではないようです。
また水の量を調節して100mlにし、濃度二倍で飲んでみたのですがこれも濃厚で美味しいです。
ただ、粉末そのものが溶け切らずに最後の方になるとざらつきが出始めそうだったので、100mlに対し30g以上の濃度では飲まない方が良さそうです。
タンパク質
CFMホエイプロテインミックスベリーのタンパク質含有量は83.8%です。
特殊なタイプのプロテインを除くと、大体どのプロテインもタンパク質含有量は60%~90%の範囲におさまります。
もちろんタンパク質含有量が高ければタンパク質を豊富にとれるのですが、その分味が犠牲になるなど色々とデメリットもあります。
そう考えると、CFMホエイプロテインミックスベリーはタンパク質含有量が比較的高く、味も良いのでとてもバランスのとれたプロテインだと言えます。
タンパク質含有量が83.8%だと、一食30gあたり25.1gのタンパク質がとれます。
これは厚生労働大臣の定める日本人の食事摂取基準において、成人男性に必要なタンパク質の二分の一弱、成人女性の二分の一の量にあたります。
一食分として考えると十二分な量が摂れるので、運動量が多い方でなければ山盛りを少し加減して粉末の量を30gではなく20gを目安にしても良いですね。
成分
製品30gあたり
エネルギー / 113kcal
タンパク質 / 25.1g
脂質 / 0.3g
炭水化物 / 2.6g
カルシウム / 141mg
カリウム / 123mg
マグネシウム /36mg
ビタミンB1 / 2.1mg
ビタミンB2 / 2.2mg
ビタミンB6 / 1.1mg
ビタミンB12 / 11.5µg
ナイアシン / 17.4mg
パントテン酸 / 9.7mg
CFMホエイプロテインには6種類のビタミンと3種類のミネラルが配合されています。
種類の豊富さはまずまずといったところですが、ビタミンに関しては含有量が比較的多いですね。
例えば、以前ご紹介したザバスのウェイトダウンにも含まれているビタミンB1に着目してみます。
すると、ウェイトダウンは製品30gあたり1.3mgなのに対し、CFMホエイプロテインは2.1mgです。
ビタミンに関しては他の成分も含有量が多いので、的を絞ってしっかり配合されているといった印象ですね。
ちなみにミネラルの含有量に関してはウェイトダウンに軍配があがります。
また、前述のCFM製法の恩恵により、脂質と炭水化物量も少なく抑えられているので、製品のグラム当たりのカロリーも低くなっています。
値段は高い
CFMホエイプロテインミックスベリー味の値段は、
900g (30食~45食) 6,200円 税抜
2kg (67食~100食) 13,000円 税抜
です。
1キログラム単位で揃えた時のプロテインの相場は2,000円後半から7,000円程。
そうすると、CFMプロテインは価格帯としてはかなり高いプロテインだと言えます。
一食あたりいくらか、タンパク質1グラムあたりいくらか、といった比較も出来ます。
しかし値段にはパッケージの質や製品の味、ビタミンやミネラルの要素なども絡んでくるので、ここでは「相場と比べれ高い」という認識だけをお伝えし、後述の総評でまとめます。
ゴールドジムCFMホエイプロテインのレビューまとめ
外装:パッケージが安っぽくないか。頑丈なつくりか。
★★★★★
味:味が美味しいか。飽きないか。
★★★★★
タンパク質量:一食で十分なタンパク質量がとれるか。タンパク質含有量が高いか。
★★★★★
栄養:ビタミン、ミネラルが豊富か。魅力的な成分が含まれているか。
★★★★★
値段:プロテインの相場の中で高いか安いか。
★☆☆☆☆
値段以外は完璧です。
しいて言えば栄養素の部分で種類の豊富さは無いのですが、筋肉の合成に関して必要なビタミンに的を絞り、比較的量も多く配合されているので物足りなさを感じさせません。
そしてプロテインを飲むうえで実はかなり大事な要素となる味。
どんなに良い成分でも継続して飲まなければ意味がありません。
今回のレビューでプロテインのご紹介も5つ目となるのですが、実は味で最高評価をつけたのはこのCFMプロテインミックスベリー味が初めてです。
プロテインは美味しくないというイメージを持っている方には是非一度飲んで頂きたいプロテインだと言えます。
CFMホエイプロテイン1kgの値段で倍の2kgを購入することが出来るような格安のホエイプロテインも存在します。
格安のプロテインが粗悪品というわけではないのですが、CFMホエイプロテインがブランドネームによる価格というわけでもなく、値段に見合った製法や味の追及がなされていると認めざるを得ません。
プロテインの味に満足していない方や、なんとなくプロテインを飲んでいてステップアップしてみたい方、また値段が張っても良いものを使いたい方は特にオススメです。
値段相応のハイグレードなプロテインライフを送れるに違いありません。