そろそろ肌寒くなり今年もアウターが必要な季節がやってきました。ファストファッションでも年々レベルが上がり、ブランドものとも見紛うようなクオリティのコートも数多くラインナップされています。
今回はユニクロのコートを実際に見て試着してきた結果をレビュー致します。昨年と同じような商品でも細かなところは改良されているのでぜひコート選びにご活用ください。
- ブロックテックステンカラーコート
- ブロックテックモッズコート
- ウールカシミヤチェスターコート
- シームレスダウンコート
- ノンキルトダウンジャケット
- ブロックテックコート
- ブロックテックステンカラーコート
- 以上がユニクロの主なコートです
ブロックテックステンカラーコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409338
ユニクロの大定番素材ブロックテックを使用したステンカラーコートです。ブロックテックとは防風、防寒、防水に優れた素材のこと。
筆者も長年愛用していますがムレやベタつきもほとんどありません。
ハリのある生地感でさらっとした触り心地。また非常に軽量でスーツの上から着用しても重苦しさはありませんし、脱いで手に持っても疲れにくいです。裏地は無しで縫い目には止水テープが施されていて防水性が高められています。
ボタンはマットな色味で目立ちにくくチープ感もありません。ジャストサイズで膝上ほどの丈感は身長関係なく着こなせ使いやすいです。トレンド的にはやや長めの着丈が人気なのでカジュアルに使うのであればサイズアップしてもいいかもしれません。
シンプルなステンカラーコートなので仕事の通勤時にも使用可能。
ウールのコートな厚手のコートにありがちな、外は寒くても電車の中は暖房で暑くコート内部が蒸れてしまう問題も解消されます。
もちろんカジュアルにも使えるので非常にオススメできるアイテムです。
ユニクロUでも同名商品がリリースされていますが、比較すると大きな違いは着丈の長さぐらい。値段はユニクロUの方が高いので特にこだわりのない方は通常ラインのこちらのブロックテックステンカラーコートで十分でしょう。
ブロックテックモッズコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/411117
ブロックテック素材を使用したモッズタイプのコートです。
ブロックテックのハリ、ツヤのある生地感でミリタリーを原型にしたディテールながら都会的で上品な印象があります。
着用すると非常に綺麗なAラインを描きシルエットは抜群です。
ボタンとジップで開閉し、全て止めることでパーツが見えなくなるのでよりミニマルで大人っぽい着用も可能。フードも大きめで少しの雨ならしのぐことができ、フード自体もしっかりと立ち上がるのでさらっと羽織るだけで様に見えやすいです。
袖、ウエスト部分は絞ることも可能。シルエットが変化するので着こなしによって様々なスタイルを楽しむことができます。
ウールカシミヤチェスターコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409337-69
数年前からリリースされている驚愕のコスパを誇るチェスターコートです。筆者も以前、セレクトショップなどと比較しコスパのいいチェスターコートを探したのですが、圧倒的にユニクロのウールカシミヤのクオリティが素晴らしかったです。
今季からはシワになりにくい機能が追加。
チェスターなどウール素材で着丈の長いコートは電車や車移動時に座った際、どうしても裾にシワができてしまうのが欠点でした。細い繊維なら尚更なのでウールカシミヤも例に漏れずシワになりやすい素材だったので、このアップデートは非常にうれしいですね。
ウールとカシミヤの混紡された生地は圧倒的なツヤ感が特徴です。特にブラック、ネイビーのダークトーンだとわかりやすいです。
この値段ではありえないクオリティの生地感であることは間違いありません。
着用感は見た目の重厚感とは違い非常に軽量です。裏地も滑らかですっと身体に馴染むような着心地です。
ラペルは太くなるとクラシカルな印象で細いとモードでスタイリッシュな印象ですがこちらはちょうど中間ほどの使いやすい大きさ。生地もしっかりしているのでラペルを立てて着用することもできます。
ポケットも通常のフラップポケットから斜めに入れられた箱ポケットに仕様変更。
より自然に手をいれることができ、シルエットもよく見えるようになっています。ボタンは水牛風のマットな素材で悪目立ちせずにデザインの邪魔にもなっていません。
シャツとニット着用でジャストなサイズ感です。着丈も長くないのでビジネス用でジャケットの上に着る方などはサイズアップしても問題ありません。
シームレスダウンコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409332-69
ダウンジャケットの着丈を長くしたようなコート。ダウンですがボリュームは抑えめ。画像よりも実際に着用してみるとその薄さがわかりやすいです。
着丈の長いダウンというとサッカーの監督や、真冬のテレビ撮影で着用しているようなベンチコートを思い浮かべるかもしれませんが。ボリュームが抑えられているので、ベンチコートのようなイメージは一切なくおしゃれなコートとして使用できます。
またシームレスの名前通り表面の縫い目がなくシンプルで大人っぽい見た目です。
縫い目がないので羽毛が飛び出すこともなく長く着用できます。非常に軽量ですが暖かさは一級品。都内であればこれ一着で余裕で冬を越すことができます。
ポケットはシームに沿って取り付けられ非常に目立ちにくいです。ジップで開閉できるため閉めてしまえば全く見えません。内側は滑らかで暖かいフリース素材。取り外し可能なフードはしっかりと立ち上がりスタイルも良く見えます。
袖の内側に伸縮性の高いリブ素材を使用し袖元からくる冷気も完全にシャットアウトしてくれます。安いダウンにありがちなテカテカした生地感ではなくマットで落ち着いているので大人も使いやすくビジネスでも着用可能。
サイズ感は普段のサイズで厚手のニットやジャケットを余裕でき込めるぐらいやや大きめ。そで丈や着丈でサイズを選ぶのもオススメです。
ノンキルトダウンジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/412512
キルティングのないダウンジャケットです。ハリ、コシがありやや光沢のある生地感でミリタリーライクな見た目とは裏腹の上品さが感じられます。
生地自体でしっかりと自立するため高級感もありカジュアルになりすぎずに着用可能。
他のダウンと比較すると生地の柔らかさなどはなく、しっかりとダウンが詰め込まれているような印象です。そのため短めの着丈ながら感じる暖かさはかなりのものでした。
フードに取り付けられたフェイクファーは非常に滑らかで顔に当たってもチクチクしません。袖内側には伸縮性のあるリブを配備。シームレスダウンコートと同様に袖元からの冷気を止めてくれます。
ポケットはマジックテープで開閉。内側はフリース素材のハンドウォーマー仕様で寒い日にはありがたいです。フードもしっかりと立ち小顔効果も期待できます。通常のサイズ選びではシャツとニットを着られるくらいのジャストサイズめ。
店内でもチェスターやシームレスダウンの陰に隠れ、ひっそりと展開されていましたが意外な良品です。
ブロックテックコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/411342-09#thumbnailSelect
ユニクロ定番のブロックテック素材を使用したロングコートです。ブロックテックとは主に防風、防寒、防水に優れた素材で悪天候時にオススメです。縫い目に熱圧着テープを使用しているので水が浸み込む心配もありません。
ハリ感の強い生地を全面に使用しているので高級感があります。
店頭で並んでいるのを見てもこのアイテムだけブランド品のようでした。ジップやボタン、ポケットのディテールはミリタリーを思わせる機能美とラフさがあります。
黒やグレーでものっぺりしにくく地味にならないのが嬉しいです。ロングコートを持っている方もレインコート用として購入しても損はないでしょう。
ブロックテックステンカラーコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/412858-34
通常ラインに同名のコートがありますが見た目はほぼ同じです。ブロックテックを使用し機能性は十分。通常ラインと比較するとユニクロUの方がやや丈が長く、身幅が大きめになっています。
トレンドを鑑みるとユニクロUの方がオススメですが通常ラインとの価格差を考えるとあまりオススメはできないです。
以上がユニクロの主なコートです
コートに関しても素材、デザイン、機能性がレベルが上がっていて、ブランドと比較しても遜色ないクオリティのものが多くあります。ユニクロだからといって避けるのではなく、実際に試着してみるとその良さがわかります。手軽な値段なので新しくコートを買い足したい方にもオススメです。