今回もやってきましたユニクロU。ご存知、あのエルメスも手がけた経歴を持つファッションデザイナー「クリストフルメール」とユニクロとのコラボレーションラインです。今回は2019春夏アイテムから実際に試着したアイテムをレビューします。
- ブロックテックコート
- ブロックテックステンカラーコート
- テーラードジャケット
- シアサッカージャケット
- ミラノリブジャケット
- ミリタリージャケット
- ポケッタブルコーチジャケット
- ポケッタブルトラックジャケット
- デニムジャケット
- コットンカシミヤクルーネックセーター(長袖)
- コットンブレンドVネックカーディガン(長袖)
- オーバーサイズクルーネックT(半袖)
- スーピマコットンジャージーシャツ(長袖)
- ワイドフィットチェックシャツ(長袖)
- プレミアムリネンワイドフィットシャツ
- ワイドストレートベイカーパンツ
- イージーワイドフィットテーパードパンツ
ブロックテックコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416630-09
定番アイテムのブロックテックコートに大きめのフードがついたフーデットレインコートです。生地感は通常のブロックテックとほとんど変わりません。ハリがありしっかりとした生地感です。撥水、防湿、防水、防風効果を持つブロックテックは便利以外の何物でもありません。
特徴的なのは大きめのフードです。ジップを開けた状態でも程よく立ち上げり顔まわりにボリュームが生まれます。ジップを閉めると首上まで生地が立ち上がりブロックテックの恩恵を受けやすくなります。
見た目的にも顔まわりに布があると相対的に顔が小さく見えスタイルアップにつながるので効果的です。
ジップはダブルジップ。下を開けてAラインを作ったりなど着こなしに幅が出ます。シルエットは前から見るとゆったりとしたすそ広がり。後ろ裾にゴムが入っており横から見ると若干丸まったようなコクーンシルエット調になっています。春コートとしても十分活躍してくれます。
パッと着用してサマになるコート、おすすめです。
ブロックテックステンカラーコート
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416630-09
通常ラインでも展開しているブロックテックステンカラーコート。非常に軽くハリ感があり、ブロックテック素材で快適に着用できる。言わずもがなの良品です。
ただ通常ラインとの大きな違いは見当たりません。
比較しなければわからない違いとして生地感に化繊感がなくなっています。通常ラインのブロックテックステンカラーコートのグレーだけ生地感が違う風合いになっていますが、まさにそれと同じ。より自然な風合いが増しています。
その点だけで通常ラインのものより高い値段を出して購入するべきかと言われるとオススメはできません。
テーラードジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416628-08#thumbnailSelect
シンプルなテーラードジャケットです。
これまでのユニクロにはなかったボックスシルエットが新鮮に見えます。
生地もハリがありしっかりしているので綺麗にシルエットを描いています。アーム部分などシワになりやすいポイントも生地が綺麗に落ちている為スッキリと見せています。
生地感はやや化繊ぽさもありますが遠目から見る分にはウール地に見えてくれます。肩パッドは入っていないのですが、肩周りが非常にしっかりとしているのでテーラードのかっちり感がアップしています。やや太めのラペルとボックスシルエットでクラシカルな印象。
全体的に見てもかなり高めのクオリティです。
春向けのかっちりしたジャケットが欲しい方はおすすめです。イージージャケットのような砕けた雰囲気ではないので注意してください。
シアサッカージャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/415906-69
夏素材で有名なシアサッカーを使用したイージージャケットです。肉感のある生地感でハリがあり高級感を感じさせます。ドライな質感のシアサッカーなので着用しても暑苦しさは全くありません。こちらもやや大きめのサイズ感でボックスシルエットです。
アーム裏のみ裏地がついており、着用時の衣服の引っ掛かりが軽減されています。また裏地がボディと同色なので袖をまくってラフに着用しても変に目立ちません。
特徴的なデザインはないのですが夏用の定番ジャケットとしておすすめです。
クールビズののジャケパンスタイルでも使えそうですね。
ミラノリブジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416620-58
ユニクロUの定番品としてリリースされているミラノリブ素材のジャケットです。
ニットですが肉感のある生地で安っぽさはありません。
ナイロン混ですがガサっとした風合いはなく着心地に影響はなし。ラフな印象のジャケットで使い勝手も十分です。
まだ手に入れていない方にはぜひオススメしたいアイテムです。
ミリタリージャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416633-33
シンプルなミリタリージャケットです。
ミリタリーモチーフですが、よくあるガシッとした肉感のある生地ではなくさらっとしたツヤのある上品な風合いです。
やや大きめのシルエットでさっと羽織りやすいです。アーム部分がややゆとりがあり太めですが袖のボタンを締めることで綺麗にテーパードしたシルエットに変化します。
ラペルがジャケットのように大きめに開き、ワークジャケットのような雰囲気でも着用できます。ツヤのわかりやすいブラックかネイビーがおすすめ。
ミリタリーがあまり得意でない人もこちらは着用しやすいはずです。
ポケッタブルコーチジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416636-25
ボタンからジップ、細かな部位分まで同色でカラーリングしているコーチジャケットです。さらっとした着心地で楽に羽織れます。
ツヤのある大人っぽい生地感でストリートスタイルなどにバッチリです。非常に軽量で撥水性がありポケッタブル仕様。雨が降りそうな日などはバッグに忍ばせておくのもいいですね。
ポケッタブルトラックジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416635-78
薄手のトラックジャケットです。
通常トラックジャケットはトレーニングウェアなのでアディダスロゴやナイキマーク、切り替えデザインが多くなりますがこちらは細部まで単色でカラーリングされたモダンなデザイン。
特に変わったデザインはないのですが古着を現代にアップデートしたような雰囲気をまとったアイテムです。リップストップ生地を使用し薄手ながら丈夫さを兼ね備えています。
コートのインナーから軽アウターとしてまでかなり使い勝手の良いアイテムです。
デニムジャケット
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416632-65
デザインに特徴のあるデニムジャケットです。ステッチやポケットのシンプルなデニムジャケットを基本としていますが、細部にはこだわりが感じられます。ボタンがマットでデニムジャケット特有の装飾が一切ないミニマルなデザインです。小さな部分ですがかなり雰囲気が違って見えソリッドな印象になっています。
ポケットがやや大きめで目立ちやすく、位置も下の方に付けられリラックスした印象です。
生地感は薄手で柔らかめのデニム生地を使用。着心地も合わせて全体的に砕けたデニムジャケットになっています。ただしデザイン性と着用しやすさは別問題。
非常にカジュアルなアイテムなのでコーディネートは難しい。
デニムジャケットであれば通常ラインのものをオススメします。
コットンカシミヤクルーネックセーター(長袖)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416622-67
カシミヤ混の春ニットです。まずはカシミヤ混で約3.000円という値段が驚異的です。とは言え生地がペラペラなど値段相応の作りではなく、しっかりとした生地感から上質さが伝わってきます。
肉感のあるがっしりめの生地感はカシミヤ独特の滑らかさ、ツヤが感じられ高級感があります。
着用感もさらっとした着心地で暑苦しさもなく夏手前までは着用できるでしょう。シルエットは良くも悪くもコンパクト。やや着丈が短いのが欠点です。着用する際はサイズアップしましょう。
大きめに着用しても生地にツヤがあるのでだらしなさはありません。
コットンブレンドVネックカーディガン(長袖)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/415865-35
コットンで編まれた春用のカーディガンです。凹凸のあるリンクス編みという編み方と混紡されているナイロンでリネンのシャリ感のような軽やかさを生み出しています。
さらっとした爽やかな着用感で暑苦しさがありません。
猫目ボタンのようなクラシックなボタンが全体的に懐かしさのある雰囲気を作り出しています。特徴的な生地感で大学生感のないカーディガンになっています。春に向けて軽く羽織れるものを探している方にはオススメです。
オーバーサイズクルーネックT(半袖)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417008-03
ヘビーウェイトのカットソーです。かなりガシッとした生地感でした。
ツヤなどはなくシンプルなコットン地なのでオーバーサイズと合わせて若干子供っぽさは出てしまいます。着用する際はスラックスなどの綺麗めなアイテムと組み合わせましょう。身幅、袖丈、着丈全てが大きく、スリットが入り体型もごまかしやすくなっています。
トレンドライクなデザインではあるので着こなし次第ではかなり使えるアイテムになります。
スーピマコットンジャージーシャツ(長袖)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417887-69
一般的なジャージのような伸縮性があり柔らかな生地を使用したシャツです。ニットになっているので体操着のようなチープ感は一切なくツヤのある生地感になっています。
その名の通りしなやかでストレッチ性の効いた生地で抜群の着用感。
襟が大きめなのでボタンを開けると襟元が大きく開いてやや不恰好です。第一ボタンまで閉じた着こなしが理想です。
ボタンも貝ボタンのような高級感のある風合いのものを使用。ツヤはあるけどビジネスシャツには見られないアイテムです。
ワイドフィットチェックシャツ(長袖)
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417888-06
綺麗めな素材のチェックシャツです。モダールというシルクによく似た素材を混紡してありツヤ感と滑らかさが特徴的です。さらっとした気持ちの良い着心地でシルエットもややゆったりめなので楽に着用できます。
子供っぽくなりがちなチェック柄ですがこちらはスモーキーなカラーリングで色味を抑えてあり大人っぽく着用できます。
襟のロールに立体感があったり袖が細めだったり上質さを感じさせるつくりです。
柄物はユニバレが嫌な人には怖いですが、オススメの柄シャツです。
プレミアムリネンワイドフィットシャツ
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416554-47
ユニクロの定番品「プレミアムリネンシャツ」のビッグシルエットバージョンです。店頭でラックにかかっているだけでもわかる強烈なツヤ感が特徴です。
特にブラック、ネイビーはわかりやすく高級感があるのでオススメです。
リネン特有のガサっと感がなく滑らかで心地いい着心地。通常ラインのプレミアムリネンシャツよりもやや薄手の生地感になっています。オススメはブラック、ネイビーですがボタンが白の為夏でも暑苦しくならずに着用できます。
ワイドフィットシャツの名前の通りかなり大きめです。身幅着丈ともに大きく、袖丈は5部袖以上になります。ここまでルーズなシルエットですがツヤのおかげで子供っぽさはありません。
今年の夏の主力シャツとして非常にオススメです。
ワイドストレートベイカーパンツ
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/416454-56
チノ素材のワイドパンツです。しっかりとハリがありストンと落ちる為シワが出ずにワイド感が強調されます。かなり硬い素材のためスラックスに履き慣れている人には多少違和感があるかもしれません。肌への張り付きは少ないので夏でも快適に着用できるでしょう。
同色ステッチで程よくワークディテールが入っているのも程よくトレンドを拾っています。
ワイドパンツを持っていない方にもオススメできます。
イージーワイドフィットテーパードパンツ
https://www.uniqlo.com/jp/store/goods/417912-33
上述したミリタリージャケットと同じ素材のパンツです。生地のツヤがゆったりとしたボリューミーなシルエットによって強調されています。はき心地は軽くさらっとしていて不快感ゼロ。股上がかなり深くゆったりとしたシルエットでやや癖が強いです。
アイテムのクオリティはかなり良いのですが上級者向けのアイテムです。
以上が今回実際に試着した2019SSのユニクロUアイテムです。前回よりもあたりのアイテムが多くなっていました。着用してわかることもあるのでぜひお早めに試してみてください。