ファッションアイテムは基本的に消耗品です。天然素材でも化学繊維でもいつかは使えなくなるもの。ですがアイテムによっては世代を超えて受け継いでいけるものもあります。親から子へ、さらにその次の子へ。長い時間を経たアイテムはうまく言葉では言い表すことのできない魅力があります。
他人から見たらなんでもない古びた物に見えるかもしれませんが、そう言ったアイテムは確実に親との絆や思い出、大切な価値観として自分の中でかけがえのないものになります。今回は世代を超えて受け継いでいけるようなアイテムを紹介します。
素材の経年変化
長く使っていけるものは素材が重要です。永遠に同じ状態を保つもの地球上にはほとんどありません。身につけるためのファッションアイテムならなおさらです。
そこでその物の変化自体を楽しんで行く方法が経年変化です。
経年変化は劣化ではなく見た目に味や風合いが増していくので、新品の物にはない人生を共に過ごしたような価値が生まれます。
レザー
経年変化を楽しめる製品として最もポピュラーなものがレザーです。ジャケットやバッグ、シューズ、アクセサリーなど様々なアイテムに使用されています。レザーはそれだけ愛用している人が多く人気のある素材です。
一般的には素材が良くも悪くも柔らかく人的影響を受けやすい為、経年変化がわかりやすいです。
オイルなどのメンテナンスも必要ですが、第一に使うことがレザーの経年変化に必要なことなので単純に気軽に長く使用できることも人気の理由です。
経年変化することで艶や風合いが増したり、美しい色合いの変化を楽しむことができます。
コットン
洋服で最も身に付ける回数の多い素材ではないでしょうか。トップスからパンツ、バッグなどコットンもあらゆるアイテムに使用されています。コットンはイメージ通り柔らかく肌馴染みのいい素材。決して丈夫とは言えません。
織り方や加工の仕方によって経年変化が楽しめる素材へと変化していきます。
代表的なものはデニム生地やキャンバス生地。がっしりとした肉感のある生地が長く愛用できます。経年変化することで、色落ちやあたりなどの自分だけの使用感を楽しむことができます。
シルバー
アクセサリーに使用されるシルバー素材。見た目やイメージ的にも頑丈で長く使える印象があるかと思います。
意外と金属の中では使用感の影響を受けやすく経年変化を感じやすい素材です。
反対にゴールドやプラチナは経年変化しにくく見た目の美しさが長く続くことが魅力にもなっています。空気中の水分にも反応して変化していくシルバーは特に素肌に身に付けることが多いので経年変化が顕著に現れます。
徐々に黒味を帯び深みのある風合いに変化します。
また着用していくことで自然な傷も生まれ時代を感じさせる個性も伴っていきます。
長く愛用できるアイテム
レザーバッグ
長く使えるアイテムとしてレザー製品の中ではバッグをおすすめします。日常で使用するアイテムなので自分の使用感の癖がつきやすく自分だけの表情に変化してくれます。
多少ラフに扱ってもしっかりとしたレザーを使用したものは劣化はほとんど見られずタフに使用できることもポイント。
購入時のハリのある革質から時間を重ねくたっとした表情になる変化は非常にかっこいいです。
シルバーブレスレット
https://www.esquire.com/jp/fashion/watch-news/a208885/fashion-watch-jewelry-acc17-0707/
紀元前から人類の装飾品としても使用されているシルバー。その歴史からも半永久的に着用できる素材といっても過言ではありません。ブレスレットはリングなどと違いサイズ問題も少ないことも理由です。
体型が変わったり子供に受け継いだりしても着用できなくなる心配が少ないです。
また自分のライフスタイルによって傷や使用感など変化していくので唯一の表情を見せてくれます。好みやトレンドに流されないシンプルなデザインがおすすめです。
腕時計
腕時計も世代を超えて愛用できるアイテムの1つです。
特に機械式は1つ1つのパーツを組み合わせて作成されている為、分解し修理することが可能です。
よって、たとえ壊れても内部のパーツ次第で何度でも修理することが可能です。また機械式は歴史があり高価なものが多い為ブランド力、ステータス性のあるものが多く、資産力に優れています。
機能的にも、資産的にもまさに世代を超えて受け継いでいくべきアイテムです。
以上が長く受け継いでいけるアイテムの紹介です
通常のアイテムより質の良い素材や作りが必要になるので、価格も比例して上がっていきます。しかし長く使っていくことで愛着が湧き、最終的には価格以上の価値が見いだせるので少し思い切って買い物をしても後悔はないでしょう。自分の相棒と呼べるアイテムを見つけてみてください。