クリーニングって結構なお金がかかりますし、大事な洋服を出すので失敗したくないですよね。
特にズボンはシャツなどのトップスほど汚れることもないので、クリーニングに出す機会も少ないですし、良いクリーニング屋さんについての情報もあまりありません。
そこで今回は、ズボンのクリーニングについて料金や頻度、実際にクリーニングしてみた感想などを紹介しています。
さらに、クリーニングしなくてもおうちでケアできるズボンの見分け方やケア方法についても具体的に解説しました。
失敗しないクリーニング店の情報が知りたい方や、自分でケアしてクリーニング代を節約したいという方は必見です。
ぜひ参考にしてみてください。
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↓
- ズボンのクリーニング料金の相場
- ズボンをクリーニングする頻度
- ズボンをクリーニングする際の注意点
- 実際にズボンをクリーニングしてみた
- ズボンはクリーニングに出すべき?自宅でも洗えるズボンの見分け方とケア方法
- まとめ
ズボンのクリーニング料金の相場
ここからはズボンをクリーニングに出したときの料金について、大手クリーニングチェーンや宅配クリーニング各社で比較していきます。
実際の料金は以下の通りです。
白洋舎 670円
ポニークリーニング 500円〜
リネット 660円〜
ネクシー 690円
洗濯倉庫 590円(ノーラインパンツ600円、ジーパン800円等)
相場は600円程度でしょうか。
画像のように洗濯倉庫はパンツの種類によって料金がかなり細かく分かれていました。
スラックスの値段は平均的ですが、ジーパンが高めに設定されていたのでよっぽど力を入れているか、他の業者でも同じくらいの金額になることが予想されます。
料金表に載っていないだけで持ち込んでみたら料金が違ったということもあるので、洗濯倉庫を参考にするといいでしょう。
ちなみにリネットなら初回利用でプレミアム会員に登録すると「総額20%OFF+送料無料+プレミアム会員初月無料」のクーポンが利用できるのでかなりお得です。
それ以降もスタンプが溜まる事でクーポンをゲットできたり、月額390円を払ってプレミアム会員になれば総額3000円以上は送料無料になったりします。
しばらくはプレミアム会員でいても月会費がかかることは無いので、また利用したいと思いました。
値段だけ見ればポニークリーニングが1番安いですが、値段に幅がありますし、サービス内容も各社異なっているので一概に安いということはできません。
以下の記事で宅配クリーニング10社をまとめて比較、オススメも紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
【2022年最新】宅配クリーニングのおすすめ10選!実際に利用して徹底比較! - 洋服の選び方~色々な洋服を比較します~
ズボンをクリーニングする頻度
ズボンは3、4回履くのを目安にクリーニングするといいでしょう。
スーツなどで履くスラックスなら4、5着を着回して月に一回くらいクリーニングするイメージでしょうか。
あまり頻繁に洗いすぎても生地が傷んで、ズボンの寿命が短くなってしまいます。
ズボンはトップスと比べると汗もかきませんし、目に見えて汚れることも少ないので着るたびに洗う必要はありません。
ただし、あまり長い期間放置すると黄ばみや虫喰いの原因になるので、しばらく着なくなると言う時は一度クリーニングに出してから仕舞うようにするのがオススメです。
また、食べこぼしなどでシミが出来てしまったと言う時もできるだけ早くクリーニングに出してください。
自宅で洗えるものも同じくらいのスパンで洗濯するといいでしょう。
水洗いが出来ないと言うものでも自分でケアできる方法があるので、こまめにケアするようにすればよりキレイにズボンを長持ちさせることができます。
この後、ケア方法について具体的に解説しているので参考にしてみてください。
ズボンをクリーニングする際の注意点
ポケットに物が入っていないか確認する
クリーニングに出す前にポケットの中にものが入っていないかを確認しましょう。
ズボンのポケットはものを入れがちですし、スマホを入れたまま出すということはないと思いますが小さいものは見逃しがちなので忘れずに確認してください。
ポケットの中身については万が一、破損や紛失があった場合でも保証されないことが多いです。
店舗でクリーニングに出す際はその場でスタッフが確認すると思いますが、宅配クリーニングの場合だとそうもいきません。
ボールペンが入っていて、クリーニングしたのに逆にインクのシミがついてしまったなんてこともあるそうなので、クリーニングに出す前にはしっかりと確認しておきましょう。
シミやほつれ等について把握しておく
シミやほつれ、破れなどがある場合は事前に把握しておきましょう。
シミは食べこぼしなのか汗染みなのかといった種類によって落とし方が異なるので、クリーニングに出す際に説明することで適切な方法でキレイに落としてもらえるようになります。
相手はクリーニングのプロなので見ただけでもある程度分かるとは思いますが、シミがついてからの期間や自分で応急処置をしたならその方法なども伝えておくと確実です。
オプション料金になることもあるので、しっかり確認してどうして欲しいのかを伝えておくと満足のいく仕上がりになりますし、料金についても食い違うことがないでしょう。
無料で対応してくれるところもありますが、そうでない場合は思っていた料金よりも高くなってしまうパターンも多いです。
再見積もりにも時間がかかってしまうので、オーダーシートや指示書に処理して欲しい部分を明記して、念のため写しや写真で控えておくといいでしょう。
セットアップのジャケットがあれば同時にクリーニングに出す
ジャケットとスラックスで揃っているセットアップスーツなら必ず同時にクリーニングに出すようにしましょう。
なぜかと言うと、クリーニングをしたことによる生地の変化で上下で質感が変わってしまう可能性があるからです。
普通に自宅で洗濯した場合も生地の風合いや硬さなどが徐々に変わっていくと思うんですが、クリーニングであっても同じように質感の変化が起こります。
小さな変化ですが全く同じ素材で作られているセットアップスーツではそういった変化が分かりやすくなってしまうのです。
ズボンだけ汚れたからクリーニングに出したいと言う場合でも両方揃えてクリーニングに出すことをオススメします。
実際にズボンをクリーニングしてみた
今回は「リネット」「ネクシー」「せんたく便」の3社にズボンのクリーニングを出してみたので、サービス、料金、スピードといった観点で比較していきます。
どのサービスもメリット・デメリットがあるので、参考にしてみてください。
ちなみに今回はウール素材のスラックスを一点はクリーニングしています。
ジーンズなどのカジュアルパンツは洗濯機でも洗えることがほとんどなので、クリーニングに出す人はそう多くないでしょう。
スラックスに関しては水洗い不可のものが多く、そう言ったものはクリーニングに出す必要があるので今回はスラックスで検証しています。
まずはリネットに出したスラックスがこちらです。
セットアップのジャケットがあったので一緒にクリーニングしてもらいました。
ウールとレーヨンの混紡になっていて、デリケートな素材でしたがキレイに仕上げてくれています。
リネットは毛玉取りや染み抜きを無料で行っていたり、全ての品物に「プレミアム仕上げ」という仕上げ加工を施してくれます。
また、再仕上げが無料かつ、案内がとても分かりやすい点も好印象です。
ホームページでも上の方に再仕上げについての案内が書かれているのは自信の現れでしょう。
こちらも安心してクリーニングを依頼できました。
1番良かったのは発送から2日というスピードで帰ってきた点です。
厳密に言うと朝に集荷が来て、その翌日の夜には戻ってきていたので驚きました。
集荷依頼も夜中にして翌日朝には来てくれたので、かなりスピーディに対応してくれます。
これでクリーニング自体が雑なら本末転倒ですが、そういったこともありません。
料金は660円で料金表通りでした。
ただ、先ほども言ったように今回はクーポンが使えたので店舗クリーニングと比較してもかなりお得になりました。
プレミアム会員なら3000円以上の注文で送料無料になるのでうまく活用すればお金も時間も節約できます。
続いて、ネクシーに頼んだスラックスがこちらです。
ネクシーは全て職人の手仕上げで簡単なほつれや破れの補修、染み抜き、毛玉取りまで無料で行ってくれるところが好印象でした。
オプションとして有料で行っているところが多い中、こちらで気付いていなかった部分までしっかりキレイにしてくれるのは嬉しいポイントです。
今回クリーニングしてもらったスラックスもポケット周りなどに毛玉が目立っていたのですが、キレイになって帰ってきました。
梱包方法については段ボールか吊り下げか選ぶことができましたが、こちらから送る際には梱包資材を自前で用意しないといけない点が少し面倒です。
スピードでいうと発送から一週間ほどでクリーニングを終えて帰ってきました。
仕上げはかなり丁寧なのでこのくらいの時間がかかるのは仕方がないかもしれませんが、急ぎの時には利用しない方がいいでしょう。
料金は税込759円で料金表通りでした。
今回比較していた5社の中では1番高い料金でしたが、シミ抜きや毛玉取り、ほつれなどの補修を無料でやってもらえることを考えれば安いかなと言う印象です。
直して欲しい箇所がある場合はネクシーに頼んだ方がお得でしょう。
最後にせんたく便でクリーニングしたパンツがこちらです。
せんたく便もシミ抜き、ボタン付け、毛玉取りを無料で行ってくれるサービスが魅力で、再仕上げについても無料になっています。
クオリティについても文句無しなんですが、一つ残念だったのがカジュアルパンツまでセンタープレスが入っていたこと。
画像1番右のものは元々センタープレスが入っていない仕様だったのですが、他2つのスラックスと同様にしっかりプレスされていました。
着用する上では特に問題ない違いでしたが、仕上げにこだわりがある人はオーダーシート等で明記しておいた方がいいかもしれません。
せんたく便は他の2つと違い、料金体系が定額パックになっています。
定額パックとは、決められた点数ならどんなアイテムを入れても一律の金額でクリーニングできると言うもので、今回は5点で5980円でした。
一点あたり1200円と割高で、10点パックにしても7980円で1本800円程度にはなるので、定額パックを利用するならコートなどの単価の高いものを積めるようにするのがオススメです。
以前は結構安かったのですが、2019年10月に価格が改定されたらしくそれほどお得ではなくなってしまいました。
他にも定額パックが利用できて安いところはあるので、そちらを利用した方がいいでしょう。
せんたく便は発送から自宅に届くまで5日と少し時間がかかりましたが、宅配クリーニングの中では平均的なスピードだと言えるでしょう。
点数によっても期間は変わるので、余裕を持ってクリーニングに出すことをオススメします。
ズボンはクリーニングに出すべき?自宅でも洗えるズボンの見分け方とケア方法
そもそもこのズボンはクリーニングでないと洗えないものなのか?ということについて考えてみると余計なお金と時間を使わずに済むかもしれません。
手間はかかりますが、自分で洗えるものなら安く早く済ませることができます。
逆にデリケートな素材だったり、汚れが酷かったり、単純にケアする時間が無いという場合はクリーニングを利用した方が手間をかけずキレイに仕上げることができるでしょう。
ということで、ここからはケアしたいズボンが自宅で洗濯できるのか、クリーニングに任せた方がいいのかを見分ける方法を解説していくので、これを機に勉強してみてください。
自宅でケアできるズボンは?
洗えるものなら自宅で洗うのが早いし安いですが手間はかかります。
できるだけ安く済ませたいという人はここを読んで、出来るだけケアにかかる費用を抑えるといいでしょう。
自宅で洗濯できるかどうかは洗濯表示を見ることで見分けることができます。
消費者庁のホームページに詳しい説明があるのでここを参照すれば間違いありません。
衣替えの季節です。あなたは正しく洗濯していますか? | 暮らしに役立つ情報 | 政府広報オンライン
桶に水を貼ったような記号にバツがついていなければ自宅で水洗いすることが可能です。
中に数字が書いてある場合はそれ以下の温度の水を使うようにしてください。
海外のコインランドリーなどでは汚れを落ちやすくするため温水を使っていることがありますが、縮みの原因になったりするのでそういった表示もあります。
日本ではほとんどの場合で水を使うと思うので特に気にする必要もありませんが、30℃以下の水温で洗う必要があるものなどもあるので、お風呂の残り湯を使う場合なんかは気をつけた方がいいかもしれません。
ジーンズやコットン、ポリエステルなどのカジュアルパンツは基本的に洗濯機で洗えることが多いです。
また、最近ではスーツ用のスラックスでも家庭で洗えるウォッシャブル仕様のものも増えています。
洗濯機で洗える表示のものでも、洋服同士が擦れたりして生地の痛みや色落ち、色移りが起こる恐れがあるので、気に入っているアイテムを洗うときはネットに入れるのがオススメです。
他のものと絡まなくなるのでシワも少なくなりますし、生地の毛羽立ちなども防ぐことができます。
桶の記号の下に線がある場合は生地が傷みやすいものなので、洗濯機で洗う際にはネットが必須で、弱洗いモードで洗ったりするようにしましょう。
桶に手を入れている記号の場合は手洗いが必要です。
画像の例で言うと、1番左にある記号が水洗いについての表示になっています。
バツがついていないので水洗いはOK、数字は40℃以下の水で洗う必要があることを表していて、桶の下に線が一本入っているのでやや弱めに洗う必要があるようです。
こんな感じで洗濯表示を見るだけで洗い方がわかるようになっています。
洗った後は干しましょう。
キレイに着用、保管するためにはここが結構重要です。
ズボンを干す際は裾を上にして干すようにすると生地の重みでシワが伸びてアイロンをかけなくてもかなりキレイになります。
ただし、スウェットなどの重みがあって伸びやすい生地は形崩れしてしまうので、ウエスト部分を掴んで干すようにしましょう。
脚の筒に風が通るように開いておくと乾きやすくなるので、小物を干すピンチハンガーなどを活用するのもオススメです。
また、色落ちを防ぐために基本的には裏返して日陰に干すようにしましょう。
黒や濃い色のものは日に当たると色落ちしますし、白いものは黄ばんでしまう恐れがあります。
こんな感じで自宅でケアできるものなら自分でやるとお金を節約できますし、洋服に対して愛着も湧いてくると思うので試してみてはいかがでしょうか。
クリーニングに出すべきズボンは?
ここからは自宅では洗えないものについて解説していきます。
製品表示を確認して、洗えないものなら定期的にクリーニングに出すのがオススメです。
先程もチラッとお伝えしましたが、桶にバツがついているマークは水洗いNGになっています。
この場合、P、F、Wのいずれかのマークがついていて、それぞれクリーニングの仕方が違いますが、詳しくはクリーニング店に任せておけば間違い無いでしょう。
ちなみに、Pはドライクリーニング全般、Fは石油系溶剤を使用したドライクリーニング、Wはウェットクリーニングができるという表示です。
ズボンの場合は、スーツで使われるようなスラックスはクリーニングの表示になっていることが多いでしょう。
画像の例だと1番左の桶のマークにバツがついていて、1番左にPのマークがあります。
このため、水洗いはNGで溶剤を問わずドライクリーニングができると言うことがわかるでしょう。
ちなみに三角のマークは漂白について、四角の中に丸があるマークは乾燥機について、アイロンのマークはそのままアイロンについての表示です。
ごく一部ではありますが、水洗いもクリーニングも不可の表示になっている洋服も存在します。
なぜ洗えないのかという原因はその商品によってバラバラで、色落ちするからなのか、生地が痛むからなのか、装飾が取れるからなのか、物を確認しないとわからないことも多いです。
どうしても洗いたい場合はクリーニング店に持ち込んで相談してみるといいでしょう。
表示だけ見て断られることもありますが、先程あげた原因を特定して解決方法を提示してくれることもあります。
丸洗いは無理でも一部の染み抜き、汗抜きならということもありますのでダメ元で持っていってみましょう。
自宅でのケア方法
先程は自宅で洗濯できるもの、クリーニングに出した方がいいものの見分け方について説明しました。
ここからは、自宅でできるケア方法について解説していきます。
自宅で洗濯できないものでも洗わずにキレイに保つ方法もあるので、クリーニングの頻度を抑えたいという方もぜひ参考にしてみてください。
自宅で洗えないズボンの代表であるスラックスですが、仕事でスーツを着る方なら着用頻度も多いですし、洗いたくなることも多いでしょう。
しかし、ワイシャツなどと比べてスラックスは手間がかかるのでクリーニング費用も高めで、そんなに頻繁にクリーニングには出せませんよね。
そんな時、ウール素材のスラックスならおうちで簡単にケアすることができます。
ケアといっても、やることは吊るすだけ。
ウール素材には抗菌防臭効果が天然で備わっているので風通しの良いところに一晩吊るしておくだけで、匂いなどは取れてスッキリするんです。
また、シワが気になるという時はお風呂上がりの浴室など蒸気があるところで干しておくと、翌朝にはシワがキレイに伸びています。
これもウール素材ならかなりキレイに伸びますが、他の素材でもある程度効果がありました。
スラックスならブラッシングも有効です。
生地の表面に付着しているチリやホコリを落としたり、繊維の方向を整えることで生地のテカリを抑えることができます。
毎日履くものこそキレイに保ちたいので、ぜひ試してみてください。
ズボンを保管する際はできるだけ吊るしておくのがオススメです。
ジーンズなどのシワが気にならないカジュアルパンツなら畳んでおいてもそれほど気になりませんが、スラックスなどはできるだけシワの無いキレイな状態で履きたいですよね。
普通のハンガーに折り曲げてかけておいたり、洗濯バサミのようなピンチがついたものに吊るしておくのでもいいんですが、できれば画像のような幅広く挟めるものを選ぶと変なシワがついたり、ピンチで挟んだ後がつかないのでオススメです。
裾を上にして吊るしておくと生地の重みで履きジワも伸びてくれるので試してみてください。
まとめ
ジーンズなどの自宅でケアできるものは、洗濯表示にしたがって自分で洗ってみましょう。
スラックスなどクリーニングが必要なものは「リネット」で宅配クリーニングを頼むのが1番オススメです。
意外と汚れが溜まって生地が傷んだり、匂いがついたりしやすいので洗えなくてもこまめにケアするのが大切になります。
というわけで今回はズボンのクリーニング、ケア方法について紹介しました。
これを機にクローゼットの中のズボンをキレイにしてみてください。