セルビッチの意味とは?生地や加工などデニムの種類を全て解説!ジーンズとデニムの違いを知っていますか?

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2016/10/8追記

そもそもデニムとは何でしょうか?分かりますか? 

デニムとは実は生地の名前です。

なので厳密に言えばデニムとジーンズは違います。

 

このように意外と分かりにくい「デニム」について徹底解説。

この記事を読めばデニムの基礎が全て分かります。

デニムとは? ジーンズとの違いは?

デニムとは生地の名称です。

ではジーンズとは?

 

ジーンズ、通称ジーパンはデニムパンツのことを指しています。

デニム(という生地を使った)パンツですね。

これを略してデニムと言うことが多いです。

 

なのでデニムとは本来生地のことを指すわけですが、デニムパンツを略してデニムと言うことがしばしばあります。

アパレル用語は本当に分かりずらいですよね。

 

文脈次第で同じ単語でも意味が変わる物があるわけです。

 

ジーンズと言えばデニムパンツの意味しかありませんが

デニムと言われればデニムパンツかもしれませんし、デニムと言う生地そのものかもしれませんし、デニムを使った他のアイテムかもしれません。

 

これがデニムとジーンズの違いです。

 

そして昨今アパレル業界では「ジーンズ」という言葉は廃れており、「デニム」という言葉で表すのが主流です。

 

用語解説

そんなデニムですが種類が色々ありますよね。

今回はデニムという生地だったり、デニムパンツというアイテムだったりで良く目にする用語をまとめておきました。

 

今日はそこを1つ1つ解説していきます。

 

アタリ

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写真のように生地が擦れて色落ちした部分のことをアタリと言います。

 

ヒゲ

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アタリは生地が擦れて色落ちした部分全てを総称した言葉ですが、ヒゲはアタリの中の股から外に放射線状に広がっている線のような部分のことを指します。

 

タテ落ち

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タテ方向に白く線が入っていますよね?

これはタテに色落ちしているわけです。

なのでタテ落ちと言います。

 

ステッチ

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ステッチとは糸の縫製のことでデニム各所に見受けられます。

写真で言うと黄色の部分です。

 

パッチ

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パッチはデニムの右後ろ部分についているラベルのことです。

 

コインポケット

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ポケットについている更に小さなポケットのことです。

このポケットを合わせるとポケットが合計5つになることから5ポケットパンツと呼ばれることがあります。

 

リベット

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耐久性を上げるために打ち込まれる釘のような画鋲のようなもののことです。

1つ前の写真にも3つありますよね。

 

セルビッチ

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セルビッチとは通称「赤耳」と呼ばれるものです。裾を折り返すと写真のように赤い部分があります。この赤耳はほつれの防止になり高級デニムの証でもあります(生産効率が悪いのでプレミアがある)

 

ただし、価格破壊を繰り返すユニクロが近年セルビッチデニムを約4000円で販売してセルビッチの価格も破壊しました。アウトドアブランド御用達の高級素材ゴアテックスも低価格で開発したようにセルビッチも格安販売です。

 

オンス

厚みの単位のことです。

数字が大きいほど厚みがあります。

12オンスのデニムよりも14オンスのデニムの方が生地が厚いわけです。

 

オンスが小さいほど薄いので春夏に適していて大きいほど秋冬に適しています。

また、生地が薄いほど足の質感をダイレクトに伝わるようになります。

 

リジット、生デニム

未洗いの状態のデニムのことです。

通常のデニムは加工を終えた状態で販売されています。

 

対してリジット、生デニムは未加工の状態で販売されていて色落ちもしておりません。

なので履き込む内にその人自身のライフスタイルによってオリジナルの色落ちや風合いが出てくるので世界で唯一その人だけのオリジナルジーンズになるのが魅力です。

 

リジット、生デニムの他にノンウォッシュデニムと言う呼び方もあります。

 

シルエット解説

細い物から順に写真付きで説明します。

全部で6種類紹介。

 

スキニ―

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一番細いシルエットが「スキニー」です。

もうとにかく細い。

現代のトレンドシルエットの1つであり、1着は持っておきたいシルエットです。

 

テーパード

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 裾に向かって段々と細くなっていくシルエットです。

これもスキニーと並んでトレンドのシルエットになります。

足が太い人でも履ける細いパンツして支持されています。

スリムストレート

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スキニ―に比べて全体的にゆとりがあるシルエット。

全体的にそこそこ細めなのがスリムストレートです。

 

ストレート

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下に行くにつれて細くなったり太くなったりせずストレートのまま落ちていくシルエットです。

 

ブーツカット

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裾に向かって広がっていくテーパードの逆シルエットです。

昔のトレンドであり、現在これを着用している人はあまり見かけません。

 

バギー

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思いっきり太いシルエット。

 

シルエットについては以上です。

長くなってしまいましたが最後に加工について書いていきます。

 

加工解説

加工については様々ありますのでメジャーな加工方法をピックアップして説明していきます。

 

ダメージ加工

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生地にダメージ感を加えるという加工で、ナイフやカッターで破ったり、穴を開けたりと生地を傷つける加工です。

 

ワンウォッシュ加工

デニムは実は何も加工しないととても固いもの。

履きにくいレベルで固いです。

そのデニムを1回洗って柔らかくした加工がワンウォッシュ加工のことです。

 

ヒゲ加工

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ヒゲについては先ほど説明しましたよね。

履きこむ前からヒゲを出すために行う加工のことです。

 

ブラスト加工

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砂や粒子を圧縮空気で生地に吹き付けて、生地表面にダメージを与える加工のこと。

長年使い込んだようなアタリ感、色落ちなどを演出する加工です。

 

 

以上で加工についての解説終わりです。

加工はすればするほど手間がかかるので価格も高くなるということも覚えておきましょう。

お店で販売されているほとんどのデニムは加工デニムです。

加工されていないデニムはとても固いですからね。

先ほども解説しましたが、そのような加工されていないデニムのことを「生デニム」「リジッドジーンズ」などと呼びます。

 

 

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