数年前からトレンドであり、定番になりつつある「チェスターコート」と既に定番中の定番である「ステンカラーコート」
現在の2大ロングコートですね。
今回はそんな2大ロングコートについて。
そもそもステンカラーコートとは?チェスターコートとは?
なんて簡単なとこから2つのメリットデメリット&2017年的着こなしまで解説します。
チェスターコートとは?
チェスターフィールドコートとも呼ばれるチェスターコート。
見た目はまんま「ロング丈のテーラードジャケット」です。
襟の形がまんまテーラードジャケットなのでこれが一番覚えやすいでしょう。
襟を立てると印象が結構変わります。
チェスターコートを着る季節は基本的に秋・冬が多いです。
2015年爆発的に流行し、2016年も引き続きといった感じ。
今もっとも見かけるロングコートです。
チェスターコートのメリットデメリット
どんな洋服にも良い点悪い点があるもの。
それを理解して活用するとオシャレに近づけます。
メリット:どこでも売っている!
これだけ聞くと大したこのない話に思えますが、トレンド品は良品が多いものです。
チェスターコートなら、例えばユニクロでも良質なモノが手に入ります。
セレクトショップでも数件周ればそれなりに気に入る物が見つかるでしょう。
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トレンド品の良いところは1つ1つのクオリティが高いだけではありません。
作られている数が多いというこよはそれだけ選択肢が多いということです。
「着丈がもう少し短ければ・・・」「少し変わったデザインのないかな・・・」
なんて時に簡単に見つかるのがトレンド品の良さの1つ。
これはとても重要で欲しいアイテムが流行っていないと自分の好みと完全に合致する商品を探すのは至難の技です。
デメリット:着せられやすい
ロングコート自体に抵抗がある人は多いと思います。
「見ている分には格好良いけれど、実際試着してみるとしっくりこない」
ロングコートの中でもチェスターコートはそうなりやすいアイテムです。
それはスタイルを補正してくれるアイテムではないから。
チェスターコートはパーカなどと違い顔を小さく見せてくれるわけでもありませんし、はたまた足を長く見せてくれるわけでもありませんよね。
ロングコートの着せられている感を消すにはスタイルの良さが必要です。
ですのでスタイルの良い外国人は羽織るだけでも着こなせるわけです。
しかし、スタイルの良くない人はスタイルを良く見せるための努力が必要です。
例えばストールやマフラーで小顔に見せるなどが効果的。
身長が数センチ高くなるより、顔が1cm小さく見えたほうが等身的には効果が大きいのでストール/マフラーのもたらすスタイルアップの効果は抜群です。
とは言え、ここまで流行して量産型とさえ揶揄されるチェスターコートですとストール/マフラーだけでは着こなせてはいても周りとの差が付かないものです。
2016-17のチェスターコートの着こなしは?
まず、着せられている感を消すためにもストール/マフラーはマストアイテム。
またはタートルネックなどでカバーしてもOKです。
その上で周りとの変化を出す手段をいくつか提示します。
パンツを緩く
ロングコートには細身のパンツを合わせたほうが簡単にコーディネート出来ます。
簡単であるが故に、多くの人が細身のパンツを合わせます。
だからこそここが差別化のポイントになります。
ただし、いくらストール/マフラーを巻いているといってもパンツもドカンと緩いものを合わせるのは勇気がいるもの。
そこでおすすめなのはワイドテーパードパンツ。
ワイドテーパードとは緩いパンツですが、裾に向かって少しずつテーパード(細くなっていく)していくシルエットのものです。
今まで細いパンツで合わせていた人は抵抗があるでしょうが、これをロングコートと合わせると膝付近まではある程度パンツが隠れるので、そこまでワイド感が出ないので意外と抵抗を感じません。
ワイド感は弱くともワイドパンツのもたらす雰囲気は十二分に出るのでおすすめ。
周りとはちょっと違う着こなしが演出できます。
色を使って成立させる
シンプルな格好こそほど簡単で複雑な格好ほど難しいのがファッションです。
なので色もモノトーンで固めるのが定石。
だからこそ色を使いつつ上手く纏めることが出来たら周りとの差が付きますよね。
そこでおすすめなのが小物で色を使うことです。
アウターやパンツなどコーディネート全体を占める面積が大きいところはモノトーンで、バッグや帽子やストールなど面積の小さい部分で色を使うと比較的簡単。
その際に気をつけるべきポイントは「使う色はなるべく同系統にすること」&「コーディネート全体の色数は3色まで」にすること。
これを守ればそうそう失敗はしません。
面積の小さい部分は考えてみるとたくさんあるものです。
例えば帽子、マフラー、ストール、手袋、バッグ、靴下、靴などなど。
これだけあればいくらでもやりようがあるので色々試してみるのがおすすめです。
コート自体に変化を出す
これは簡単ですが、お金のかかる方法です。
普通のチェスターコートではなくデザイン性のあるチェスターコートを買う。
余りにもぶっ飛んだデザインのものであればオシャレとは思われず「派手だな」と思われることが多いでしょうが、少しだけ変わったものなら話しは別。
ただし、得てしてそういったものは価格が高いもの。
ぶっ飛んだデザインまで行けば安価でもたくさんありますが、少しだけ周りと違う程度だとどうしても価格帯は高め。
しかも、マイナーなブランドが主になります。
2017年はそんなマイナーブランドも紹介していくつもりなのでお楽しみに。
ステンカラーコートとは?
後ろ襟が高く、前が低く折り返すのが特徴なのがステンカラーコート。
ボタンも比翼仕立て(ボタンが隠れる)で、シンプルかつ合わせやすいコートです。
ビジネス用途でも多く活用されるのでサラリーマンの人はファッションに興味がなくとも知っている人が多いでしょう。
チェスターコートが秋冬のイメージ強めなのに対して春のイメージが大きいのがステンカラーコート。
といっても秋冬でもステンカラーコートは使えるので万能なアイテムです。
トレンドというよりは定番品。
いつでも見かけるメンズロングコート定番の1つです。
ステンカラーコートのメリットデメリット
チェスターコートと対照的なメリットデメリットが多いのがステンカラーコート。
メリット 合わせやすい!
襟の形から小顔効果があるのがステンカラーコートの特徴。
ロングコートは着せられている感が出やすいアイテムですが、ステンカラーコートは話しが別。
ストールやマフラーが無くても小顔効果があるので適当に羽織っても簡単に合わせることが出来るのがステンカラーコートです。
なので初心者に打ってつけのアイテム。
一番最初に手に入れるべきロングコートはステンカラーコートでしょう。
ただし、チェスターコートが一大トレンドのせいでやや選択肢は少ないです。
といっても定番品なのでないことはないですが・・・。
デメリット サラリーマン色が強い!
ステンカラーコート唯一の弱点はサラリーマン色が強いこと。
私服として違和感なく着こなすにはそのイメージを払拭することが必要です。
なのでスーツで使うアイテムと合わせると着崩すのが難しくなります。
例えば、シャツやジャケットなどですね。
この辺りと組み合わせるとサラリーマンを彷彿とさせやすいので上手く着こなしにくいです。
ということで効果的なのは「デニムパンツ」
スーツと対極的な印象のあるデニムと合わせればサラリーマンのイメージも払拭出来ますし、カッチリした印象の強いロングコートをカジュアルダウンすることも出来るので一石二鳥。
2016-17ステンカラーコートの着こなしは?
チェスターコートと違い、トレンドでないステンカラーコートなら教科書通りな合わせで十分。
アイテム自体がチェスターコートと比べると被らないので着こなしの工夫は少なくても問題ありません。
チェスターコートは冬想定のコーディネートでしたのでステンカラーコート(ベージュ)は春だとすると・・・
先ほども申しましたが、パンツはデニム。
細身のシルエットが合わせやすいのでテーパードデニムが簡単。
面積が大きい部分(アウターとパンツ)がベージュと青系なので他は黒で纏めるのがおすすめ。
例えば、インナーは黒ニット、靴は黒の革靴、バッグは黒のリュック。
上記のようにステンカラーコートのコーディネートは比較的簡単。
その代わりステンカラーコート自体の選択肢が少ないので選ぶのは難しいですけどね。
今回はここまで。
次はおすすめステンカラーコート特集予定でしたが、流石にこの時期は良いものが少なくボリュームの少ない記事になりそうです。
2017年版のステンカラーコート特集は↓
初心者必携のマストアウター!メンズステンカラーコート大特集!