GUとキムジョーンズのコラボレーション企画第三弾が発売されました。もはや定番になりつつあったGUとキムジョーンズのコラボもなんと今回でラストです。徐々にあまり話題にもならなくなっていったのは筆者の周りだけでしょうか。最後のコラボレーションの気になったアイテムを紹介します。
ブルゾン(ナボホ)(KJ)
プリントが目を引くブルゾンです。商品名にもあるナボホ柄とはアメリカの先住民族「ナボホ族」に伝わる伝統的な織物の柄です。一昔前に流行った山ガール的な方達が身につけてそうなイメージ。要するに明るい色を多用したかなりカジュアルな柄です。
そんなナボホ柄が落ち着いた配色になってプリントされています。面積は大きいものダークトーン中心の色使いによって現代的な服装に合うように調節されています。そして実際に触って驚いたのが生地感です。
メルトンウールのようなハリのある生地感からはチープ感は一切伝わってきません。
肉厚で体のラインも隠してくれるので羽織るだけでサマになりやすいです。キムジョーンズらしい考えられたカジュアルな柄と高級感のある素材との組み合わせからは、ラストにしてようやくやりたかったことであろうことの片鱗を垣間見ることができました。
カラーバリエーションはミントグリーンのような色味のブルーとブラック。ブラックがオススメです。コートのインナーにして柄を見せてもいいですね。
ウールブレンドワークジャケット(KJ)
丈が長めのシャツ型アウターです。こちらもしっかりとしてハリのある素材でチープ感はありません。若干起毛がかった生地の風合いやワーク調のディテールからは古着っぽい雰囲気が生まれています。
襟裏とポケットにあるロゴワッペンがシンプルすぎず遊びすぎずに絶妙なデザインです。
少し立ち気味の小さめな襟も品良くクラシカルで可愛いですね。カラーバリエーションはダークグリーンとネイビーの2色。どちらともボタンが白でそのボタンが非常に安っぽいです。素材とデザインもいいのにボタンで一気にチープに見えてしまいます。ボタンを替えるのであればかなりオススメのアイテムです。
スタンドカラージャケット(KJ)
スタンドカラーのブルゾン。プリントなどキムジョーンズコラボらしさのない比較的シンプルなアイテムです。安っぽいナイロンのようにテカテカしておらずしっとりとしたツヤのある生地感。
ナイロン素材独特のシワ感と合わせて無地でも地味に見られにくいです。
カラーはシルバーとブラック。使いやすさ的にはブラック激推しですが、シルバーのコレクション感は惹かれるものがあります。ベーシックなものを揃えて遊びのあるアイテムが欲しい方にオススメです。シルバーの方が人気のようで筆者が店頭で見た際にはシルバーのM、L、XLサイズは完売していました。
マルチストライプセーター(長袖)(KJ)
ざっくりとした編み地のマルチカラーのニットです。しっとりした触り心地でチクチクしにくい生地感でした。
ドロップショルダーで身幅もゆとりのあるリラックスしたシルエット。生地の落ち方や袖の溜まり方がビッグシルエットを強調してくれます。そして何と言ってもカラーリングが秀逸。
かなり多くの色を使っていながら同じトーンでまとめて上品な印象になっています。
ロエベなどハイブランドにありそうなアイテムです。現在のトレンドである90年代を反映しているかのようなちょっとダサめな色合いで今の気分にぴったり。
バリエーションはブラックとネイビーの2パターンですがレトロなブラックがオススメです。オンラインでは完売状態ですが店舗に行くとあるかもしれないので是非探して見てください。
中綿マフラー(KJ)
ダウンジャケットのようなあのもこもこした素材をマフラーにしたイメージです。ネットで商品を見てから店頭へ行ったのですがボリュームに驚きました。予想以上の長さで首に巻いてみるとかなりのボリューム感です。
実際に見てみると非常に難しいアイテムでが、高身長でチェスターコートなど襟のないアイテムを着ている時ならばバッチリ着こなせるかもしれません。
マフラーとしては素材がナイロンなので首回りに当ててみるとちょっと固いのが難点。
ダウンと同じような構造でボリュームがあるので暖かいです。
以上気になったアイテム5点を紹介しました。
ラストというだけにいつも以上に気合の入ったラインナップでした。素材やデザインもバランスを考えられていてぶっ飛んだアイテムは少ないように感じました。ベーシックなコーディネートの中に1つでも入れれば程よく今っぽい雰囲気になるかと思います。キムジョーンズはここで終了ということですで、やるのかわかりませんがGUの次回コラボレーションにも期待が高まります。