ユニクロとJWアンダーソンとのコラボレーションアイテムが先日発売されました。全シーズン2017AWに引き続き2回目のコラボです。
前回はアンダーソンお得意のチェック柄、ボーダー、原色を多用した派手め、ユニクロバレ必至アイテムが多くリリースされた印象でしたね。
個人的には前回の派手めアイテムは現在のトレンドにマッチしているので、改めて見直すと以前見た時よりほしいアイテムが増えていました。
そんな時代のトレンドの先を行くJWアンダーソンコラボ。
今回は前回よりもぱっと見の派手さは消え、少し懐かしいようなレトロな雰囲気が感じられるラインナッップになっていました。
全アイテムをレビューにまとめたいと思います。
ポケッタブルパーカー
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409777-77
まずは折りたたんで付属の袋にコンパクトにしまえるポケッタブルパーカーです。
カラー展開が3パターンあるのですが、どれもがレトロな配色になっています。
くすんだ色も使っていて原色をメインで使っているはずなのに、派手派手になっていない、程よい雰囲気を持つカラーリングです。
シルエット、素材はインラインのものポケッタブルパーカーと変わらずベーシックで軽く、薄く、機能的な印象。若干着丈が長いです。
フードの下にアンダーソンのロゴがリフレクターでプリントされているのもポイント。細かいところですがレトロなカラーリングやリフレクト素材などでトレンドを盛り込んでいるのが面白いですね。
街着ではユニバレの危険とカラーリングで使いやすくはないので、これから多く開催されるフェスなどがおすすめ。
悪天候時の強い味方になってくれそうです。
シアサッカーショートブルゾン
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409776-69
最近セレクトショップなどでも多く見られるようになってきた「シアサッカー素材」を使ったブルゾン。
凹凸があり、肌に接する面積が少なくなるため、必然的に涼しく感じられます。
こちらも今からの季節を狙ったアイテムですね。
試着してみると、確かにシアサッカー部分の肌触りはさらっとしていて涼しいものの、ネック部分と袖のリブが気になりました。
リブの締め付けがきつくとても涼しさとは無縁の肌触りでもあるので、涼しい軽アウターが欲しい方はご留意ください。
ただシルエットは非常に綺麗。
丈が思いっきり短めなのも、ロング丈がはやっている現在においては新鮮です。
ネイビーは品のある色合いで使いやすさは抜群、ユニバレの心配もそこまでないでしょう。
一見派手なチェック柄も、一色一色が主張の強すぎないカラーで同トーンで構成されているので大人っぽく着こなせる柄物になってます。
去年なら見向きもしなかったであろう柄物なのに試着したら気分にドンピシャなのがファッションの面白いところですね。
ワークジャケット+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409778-65
コットン地の薄めのジャケットです。
コットン100%で薄手ながら、ツヤがあり安っぽい印象は皆無です。高密度で織り上げた素材に対してのこだわりが伝わってきます。
パッカリングと褪せたような色合いが古着っぽい雰囲気で、アイテム自体の完成度を高めています。
残念なポイントがボタン。
プラスチック丸出しのチープなボタンで、生地の雰囲気を相殺してしまっています。
逆にボタンさえ付け替えれば、ユニクロらしからぬアイテムに化けそうなので、ボタンだけ変えるのも十分有りだと思います。
胸のロゴも本来目立つポイントではあるのですが、生地と同色の糸で刺繍されているので、安っぽさがないのと悪目立ちしにくいです。
デニムジャケット+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409779-67
アシンメトリーなデザインのデニムジャケット。
個人的にこのアイテムがグッときました。
古着っぽいヴィンテージな生地感はユニクロの得意分野。
コンパクトでスッキリしたシルエットも使いやすいので好印象。
一番のポイントが、アシンメトリーなデザイン。
前面のポケットデザイン、裾、袖のステッチ位置、背面の裾、エルボーパッチのステッチが左右異なるデザインです。このデザイン感がユニクロでは今までになく新鮮です。
また、ユニクロお得意のしっかりとしたデニム生地にデザインを乗せているのでアイテム自体がチープにもならない、非常に良いバランス感に仕上がっています。
欲を言えばもっと思いっきりアシンメトリーにするか、インラインのデニムジャケットには見られない仕様にするなどもう少し攻めても成立した気がします。
ウォッシュT(半袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409764-57
どこかで見たかのようなシンプル&ベーシックなカットソー。
厚手の生地感と裾に入ったサイドスリットなど、一枚で着用しても体型が隠しやすいディテールで使いやすさはわかります。
色味も褪せたようなカラーリングでオレンジやブルーでも子供っぽくならないでしょう。このコラボでなくても良い気はしました。
ボーダーT(半袖)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409763-66
こちらは二枚のボーダーTをつなぎ合わせたようなデザインのボーダーカットソー。
胸ポケットでもボーダーがずれているので、いい意味でチグハグな印象が増しています。
店頭ではネイビーが人気のようで、筆者が行った時にはネイビーは完売していました。色合いの使いやすさではネイビーが抜群でしょうが、オレンジとブルーもなかなかのもの。
かすれた色合いで、ボーダーのピッチも太すぎないため、見た目よりも着やすくなっています。
ぜひ試着してみるのがおすすめ。
ボーダーデザインだとフランスっぽくなりますね。生地もしっかりしていて、シルエットも綺麗。
過去にハイブランドがしていたようなデザイン性も入って1,500円は驚異的です。
今回のコラボではアシンメトリーデザインが多いですね。
グラフィックT(半袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409762-31
カモメをプリントしたTシャツ。
わけが分から...非常にシュールなアイテムですね。前衛的すぎて筆者の感覚が追いついていないだけなのか。
子供服なら可愛いなと思いました。
ドライEXボーダーポロシャツ(半袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409766-24
急速速乾のドライEXを使ったポロシャツ。
こうしたユニクロ独自の機能素材をデザインするのはコラボ感があって良いですね。
個人的にトラディショナルなボーダー柄と現代的機能素材の組み合わせにロマンを感じます。
素材感、シルエットはインラインのドライEXポロシャツと同じで、ここの使いやすさには文句なし。
カットソーと違いデザインはアシンメトリーではないので、比較的シンプルで、大人でも使いやすいかなと思います。
生成りのリネンスラックスにタックイン、ストローハット、レザースリッポンなどでレトロなスタイルで着たいです。
ニットポロシャツ(半袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409747-03
胸にマルチボーダーの入ったニットポロ。
ボーダーの色合いも、例に漏れずレトロな配色になっています。
ボーダーの面積が広いのに派手な印象がないのは、配色センスのすごいところ。
素材がニットなのも、大人っぽく着用できるポイントです。
柔らかく、着心地がいい素材感でシルエットもスッキリと綺麗です。
洗濯機で洗濯できるのも嬉しいですね。
インラインには無地のニットポロがあるので、そちらと比較して購入するのも良いかもです。
こちらは普段着専用ですが、インラインはビジネスにも使えるぐらいシンプルで、真逆のデザインです。
リネンコットンシャツ(半袖)
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409784-65
パッチワークのストライプシャツ。
前回の17秋冬にもパッチワークシャツがありましたね。
こうした大きくデザインのあるアイテムは素材感が重要です。
前回のパッチワークシャツは、生地がペラペラでチープな印象になっていました。
今回はリネンコットン地で夏にも使える薄めの生地感が魅力です。
元々の生地が薄いもののそこには理由があるので、前回のようなチープ感は消えています。
シルエットは非常に綺麗です。前後で長さの違う着丈が一枚でちょっとしたデザイン性と体型を隠してくれる役割をになっています。
全体的にくすんだ色合いも特徴的。目立ちすぎずに着用できます。
試着して見てもかなり涼しかったので、半袖シャツを持ってない方にはかなりおすすめ。
リネンコットンシャツ(長袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409785-65
上記半袖シャツの長袖バージョン。
袖まくって着ると爽やかさが加速します。
大人の男性におすすめです。
スタンドカラーロングシャツ(長袖)+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409783-65
こちらも今までにないアイテム。
スタンドカラーでロングシャツでポケットやエポーレットのついた特徴山盛りシャツです。
ゆったりとしたサイズ感かと思いきや、試着すると細身なシルエットでした。
スリムフィットのシャツの着丈が伸びたようなイメージです。
素材は薄手でさっぱりとした生地感、夏でも十分着用できるアイテムです。
両胸についたポケットやトレンチコート、M-65ジャケットに見られるエポーレットにミリタリーな雰囲気を感じました。
アウター的にカットソーの上に前を開けて羽織るのも可愛いです。
デザイナーズライクなデザインなので、ファッション初心者よりは少し変わったものが欲しい方におすすめ。
レギュラーフィットストレートジーンズ+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409717-67
ユニクロお得意のジーンズです。素材の良さは一級品。
バックポケットの刺繍とボタンのアンダーソンロゴの刻印が特徴的なのですが、正直、インラインのストレートジーンズとの違いがわかりませんでした。。。
イージーチノパンツ+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409718-34
ウエストのゴムとドローコードで楽に履けるチノパンです。
高密度のチノ素材でしっかりしていて価格不相応の生地感です。
履いてみると、今っぽいっちゃ今っぽいけどおしゃれに着こなすには非常に難しい絶妙なゆったりストレートシルエット。
少しでもスッキリ見せようと裾をロールアップしてみると、やられました。
裏地に色が入っているしまむら風デザイン。
履きこなす自信がある人にだけおすすめです。
イージーチノハーフパンツ
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409720-68
上記のチノ素材のハーフパンツバージョン。
短めの丈とゆったりとしたサイズ感で非常にバランスのいいシルエット。
カジュアルな素材なのに大人っぽく綺麗に履けます。
個人的にはネイビーが好き。
白糸でステッチが入っており、程よい装飾性と爽やかさがプラスされます。
これは「買い」なアイテムです。
ボーダーソックス
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409789-69
なんてことないボーダーソックスですが、ユニクロ価格でこのシンプルデザインが買えるのはありがたい。
発色もかなり綺麗でいいアクセントになってくれそうです。
ハーフパンツに合わせやすい絶妙な丈感もポイントです。
ちなみにまとめ買い対象です。嬉しいね。
ハット+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409741-65
トレンドになりつつあるバケットハットです。
表情のあるデニムを使った他にはないようなデザイン。
つばが若干広めで、ハットよりのデザインなので、見た目より被りやすいのもポイント。
サイズはフリーですが、頭の大きな筆者もすっぽりとかぶれました。
これからの季節にも機能的なのでおすすめです。
トートバッグ
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409743-63#thumbnailSelect
カモメプリントのトートバッグ。
素材感もサイズ感もちょうどよく、縫製もしっかりしているため丈夫に使えそうです。
カモメがいなければ。
ダッフルバッグ+E
http://www.uniqlo.com/jp/store/goods/409742-63#thumbnailSelect
カモメのいる肩がけバッグです。
上記と同じでラフに使いやすそうなバッグです。こちらはブラウンカラーを選べば、普通に使えます。
背負ってしまえば、アンダーソンのロゴパッチも見えなくなります。
夏っぽい雰囲気なのでビーチやアウトドアにおすすめです。
以上です。
前回のような全体的なアクの強さは薄まったものの、考えて使わなければいけない玄人好みのアイテムが多い印象です。
そのぶん上手く取り入れられればかなりおしゃれに見えるので、気になるアイテムがあったらチャレンジして見てください。