無印良品やニトリなど低価格なインテリアショップをご紹介して来ましたが、今回はインテリアにこだわりたい人向けのショップをご紹介します。
価格帯は少し高くなりますが、デザイン性や素材などにきちんとコンセプトがあり知れば知るほど愛着がわき長く使え結果、コスパが良かったりもします。ファッションで自分が豊かになったら次は自分の生活、環境も豊かにしていくこともオススメです。
unicoとは
http://www.100bangai.co.jp/tenantinfo/unico/
ショッピングモールの中や都心では路面店でも見かけたことのある人は多いかと思います。「unico」というインテリアショップ。
まず店名の読み方は「ウニコ」と読みます。
イタリア語で「唯一の」や「ユニークな」という意味だそうです。
代官山に本店を持ち、自由が丘や吉祥寺などには路面店が、新宿や池袋などではルミネに入っていたりなど場所によって店構えも変わっています。1998年に代官山点をオープンして以降、現在まで徐々に店舗数を増やしています。またunico loomというファブリックものがメインな店舗形態や、同じようなコンセプトのカフェ、レストランがオープンしていたりと地域の特色に寄り添った店舗づくりをしています。
主力となる商品の家具はひとつひとつにニックネームのような可愛らしい名前がつけられており、商品に対するこだわりが窺えます。その家具もほぼ全てが自社でデザイン、生産までしたオリジナル品ばかりでunicoブランドの統一性にもブレがありません。
実際の客層
店内には可愛らしい雑貨が多いこともあってか20代〜30代の女性やカップル、夫婦が圧倒的に多いです。特に男性1人では入りにくそうな雰囲気があります。店内の客さんは落ち着いたナチュラルな服装や品の良いブランド物を身につけている方が目立ちました。
unicoのスタッフも同じような雰囲気の方が多い印象で、お客さんと仲良さげに接客するようなスタイルでした。スタッフも女性率が高めですね。
家具の平均価格
http://interiorshopguide.com/unico/
unicoの雰囲気を作り上げているのが暖かみのある木材を使用した家具たちです。デザインにも木材にもこだわっているunicoの価格帯はどのくらいなのでしょうか。
今回は4人家族、一般的な部屋の広さで選ぶサイズ感を参考にしています。
・ソファ(3人掛け)ファブリック・・・約110,000円
・ソファ(3人掛け)レザー・・・約181,000円
・ダイニングテーブルW140サイズ・・・約62,000円
・チェア(一脚)・・・約18,000円
・ベッド(ダブルサイズ)・・・約78,000円
・カーテン(200cm×178cm)・・・約7,500円
・ラグ(133cm×195cm)・・・約17,000円
これまで紹介してきたインテリアショップのニトリやイケアと比較するとさすがに高価になってきます。特にレザーソファになると20万越えの大台も出てきています。おいそれと買える値段ではないですがそれだけ質には凝っているので長い間使うことができます。
筆者の知り合いにも10年以上unicoのダイニングテーブルを使っている方がいますがまだまだ現役だそう。
ベーシックでいいものを長く愛用したい方に向いてます。
unicoの魅力
http://smacoto.com/wp/shop/unico-kobe/
店内は実際にスタッフがコーディネートしたお部屋のような空間でディスプレイされています。
メインの家具だけでなく、雑貨や植物、食器など非常に細かく作り込んであって、ここが他のインテリアショップとは違うポイントです。この家具を買ったあとどう使うかがイメージしやすくなります。またディスプレイに使われている小物もほとんどが商品なので気になるものは購入も可能です。
店内に入ると割と早いタイミングでスタッフが声をかけてくるので一緒に選んで欲しい方には良いポイントですね。また無料で行っている3Dの部屋づくりサービスは間取りと好みを伝えるだけで自分の理想の部屋のインテリアまで細かく作成してくれるのでオススメです。家具はシリーズごとに大まかなテイストで分かれていますが、ラグやカーテンなどの種類も多いので3Dで一気に雰囲気が観れると助かります。
店内にはかなり多くの家具があり、全てに名前がついているので一回店舗に行っただけでは全て見ることも覚えることもできず、もっとじっくり検討したいという方もいるはずです。そんな方にオススメなのがunicoのインテリアカタログです。
店内で500円で購入可能で、時期によってはキャンペーンで無料配布していることもあるのでぜひチェックしておきましょう。
かなりこだわっていて、インテリアのコーディネートが載っていたりお手入れ方法が載っていたりと見ていて可愛く、勉強になるようなカタログです。
unicoオススメアイテム
unicoでは基本的にシリーズごとでインテリアを合わせる提案がオススメされているのでオススメシリーズをご紹介します。
SIGNE
http://www.unico-fan.co.jp/shop/e/eSIGNE/
unicoの長く続く定番のシリーズです。明るくナチュラルな北欧テイストはどれも優しい印象の家具です。カラーは明るいナチュラルとレトロなブラウンの2色展開。どちらも柔らかな木目が出やすい硬く耐久性に優れるアッシュ材を使用しています。
ダイニングセットからキッチンカウンター、AVボード、ドレッサーなどSIGNEシリーズでほぼ全ての家具を揃えることも可能です。
直線的な北欧デザインですが、脚部が細めになっていたり斜めにサイドがカットされていたりと圧迫感を与えづらく優しい見た目になっています。
またダイニングテーブルなどの天板や脚部の本来かくばるところをあえて丸くしているので小さな子供のいる家庭でも安心して使用できるのもポイントです。
ADDAY
http://www.unico-fan.co.jp/shop/e/eADDAY/
新しめなシリーズのADDAYは現場のスタッフの声とお客さんの要望から生まれたシリーズです。カラーは1色ですが明るすぎず暗すぎずの中間色で、他の家具が明るめでも暗めでもなじみやすい汎用性の高さが魅力です。木目や節の出やすいオーク材という木材を使用していて木そのものの自然的な風合いを楽しむことができます。
シリーズのほとんどがオイル仕上げなので年に数回のお手入れは必要ですが、そのぶん愛着が湧きやすく木材の経年変化と合わせて長く使い込みやすいシリーズです。
こちらもダイニングテーブル、チェアの脚部には丸みがあり安心して使用できます。キッチンボードやカップボードなどキッチン周りの家具には現代的なブラックアルミの取っ手があり木目の強い素材とのコントラストも楽しめるデザイン性に優れたシリーズでもあります。
HOXTON
http://www.unico-fan.co.jp/shop/e/eHOXTON/
木材とアイアンの組み合わせがインダストリアルテイストを感じさせるシリーズです。アッシュ材を贅沢に使用し重厚感ある見た目ですが、全ての家具にアイアンの脚部がついていてブラックカラーで細いため大型家具でもスッキリと見せてくれます。重量もかなりあるため衝撃があっても動きづらくいざという時も安心できます。
色はナチュラルとウォールナットの2色展開です。落ち着いた雰囲気で無骨な印象のHOXTONシリーズではチェアやソファもレザーが使用されています。
ダイニングテーブルに合わせるチェアはさっと掃除もしやすいように合皮が使用され、ソファは最高品質であるフルグレインレザーというレザーが使用され非常に柔らかくなじみやすいです。
シリーズで合わせるとカフェのような雰囲気になります。
MANOA
http://www.unico-fan.co.jp/shop/e/eMANOA/
こちらは他のシリーズとは表情が違い、木材に加工をしてあります。重厚なアカシア材をあえてブラッシングで荒々しい表面にし、ホワイトウォッシュ加工で仕上げた海辺感溢れるラフな印象。ダイニングセットはチェアの代わりにベンチを採用しリラックス感を増長しています。そのためダイニングセットが低めになりお部屋がスッキリと見える効果もあります。
またunicoのファブリック家具全般に言えることですが、布面のカバーはクリーニング可能で汚れても安心です。
他のシリーズの箱物はガラスやアルミを使用する家具も多いのですが、MANOAシリーズの箱物はアカシア材オンリーの雰囲気あふれるディテールです。サーフ系の小物が多い方や西海岸系のインテリアが好きな方にオススメです。
NAUHA
http://www.unico-fan.co.jp/shop/e/eNAUHA/
ダークブラウンの色合いが特徴的な北欧ヴィンテージをイメージしたシリーズです。
こちらの魅力は何と言っても他と比較して圧倒的な価格の安さです。
一番大きなダイニングテーブルでも35.000円以下とかなりリーズナブルになっています。素材は安価で取り回しやすいラバーウッドを使用。重厚感ある色合いからは想像つかないほど軽量でお掃除や模様替えの時にも女性1人でも動かせる重さです。
チェアの背もたれや、引き戸の取っ手部分がリボンになっているのもポイントです。
このため女性の人気が高いそうでうです。unicoの世界観は好きだけどまだそこまでお金をかけられない方にちょうどいいシリーズです。
以上がunicoの紹介です
ニトリやイケアと比べると価格帯はかなり上がりますが、その分デザインや質にこだわっているので愛着が持ちやすく長く使えるものが多いです。
何と言っても一つのブランドのような世界観を確立していることで好きな人にはたまらないショップになっています。一歩進んだおしゃれな家具を探している方はぜひ立ち寄ってみてください。